神様(松下幸之助)の女房
2011-10-18
先日、NHKドラマの『神様の女房』を観ました。私は基本TVを観ないのですが、休みの日にたまたま家にいて、たまたまTVをつけたらやっていたので見入ってしまいました。「神様」とは松下電器産業創業者の松下幸之助のこと。その創業期と会社が発展していく段階、また戦後の財閥解体のことなどを松下幸之助の奥さん(常盤貴子)という立場から描かれています。正直、松下幸之助という人物は我々の世代からすると、もうすでに過去に偉人であり、あまりに伝説的存在すぎて、尊敬という言葉も使えないような状態でしたが、この奥さんという立場からドラマを描いたことで、とても人間味が伝わってくるドラマになっています。
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常盤貴子さんの演技がとてもうまいこともありますが、私自身も会社を作って2年たったところで、こういった起業や会社の成長、人生というドラマは最近観ていてとてもおもしろく感じます。若い方にはあまりおもしろくないかもしれませんが、松下幸之助という人物を知るにもいい機会になると思います。
第1話 “経営の神様”松下幸之助と妻の波乱の半生を描く
第2話 二人三脚
第3話 奇跡の復活
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ブラック・スワン
2011-09-24
ナタリー・ポートマンがアカデミー賞主演女優賞を受賞した『ブラック・スワン』を観ました。![]() | ブラック・スワン 3枚組ブルーレイ&DVD&デジタルコピー(ブルーレイケース)〔初回生産限定〕 [Blu-ray] (2011/09/07) ナタリー・ポートマン、ヴァンサン・カッセル 他 商品詳細を見る |
私はバレエがとても苦手なので、正直見る前までは全然期待していなかったのですが、この映画はおもしろいです。ナタリーの映画の中で一番好きです。。
主人公であるナタリー・ポートマンはバレエのダンサー。実力はあるだが、『白鳥の湖』の中の純粋なホワイトスワンと官能的なブラックスワンを演じねばならず、ブラックスワンになりきれず苦悩します。それでもスワン役に選ばれたナタリーは必死に自分を変えようとするのですが、なかなか変えることができずそのうちに精神的におかしくなっていきます。
ずっと暗い映像ではありますが、ナタリーの演技とヴァンサン・カッセルの存在感が際立っていました。
ぜひ一度見てみてください。。ちょっと官能的なところがあるので、お子さんと一緒に観るのはよくないかも(笑)。
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白夜行
2011-09-15
今更ながらドラマ『白夜行』を見ました。![]() | 白夜行 完全版 DVD-BOX (2006/06/23) 山田孝之、綾瀬はるか 他 商品詳細を見る |
東野圭吾が好きだったのですが、このドラマがやっていた2006年ころはまだあまりよく知らず見ていなかったのですが、最近見たいな(本当は本を読みたかった)と思っていたところ、DVDをゲットできすべて見ました。
内容は殺人事件の被害者の息子と加害者の娘の話。しかし実は11歳の子どもたちが自分たちの親を殺してしまった、というところから物語が始まります。
そう、とても暗いです(笑)。この暗い過去を引きずった二人の子どもたちが大人になるところまで全11話で描かれているので、それはそれは暗い話です。しかし東野圭吾のいいところで、こういった暗い話の中に人間の芯となる部分を見ることができます。自分自身に自問自答しながら、登場人物(武田鉄矢や渡部篤郎など豪華)がそれぞれ人間味あるキャラクターばかりで、それぞれの立場を考えて見進めていきます。
最後のネタバレはできませんが、私はとても好きな作品の一つになりました。これから『幻夜』を見ようと思います。。
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ウォール・ストリート
2011-07-08
金融業界の映画というのは、あってもいいもので意外と少ないです。この映画『ウォール・ストリート』はその数少ない金融業界の映画の一つ。![]() | ウォール・ストリート ブルーレイ&DVDセット(初回生産限定) [Blu-ray] (2011/06/15) マイケル・ダグラス、シャイア・ラブーフ 他 商品詳細を見る |
第1作目は『ウォール街』という名前でマイケル・ダグラスとチャーリー・シーンの二人が出てきましたが、今回のは第2作目にあたり、インサイダー取引で8年の服役を済んだゴードン・ゲッコーが出所してから7年後の話です。
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時は2008年。サブプライムローン危機が過ぎ去り、すぐに金融危機が訪れるまでを描いているため、現実の世界に近い時代背景を見ながらこの映画を楽しむことができます。
しかしおもしろいことに、今回のテーマは「お金」から「家族愛」に移り変わっていきます。主人公のシャイア・ラブーフもただ欲に走る(お金を追求する)役柄ではなく、とても人間性のある一面を常に兼ね備え、それでも意欲的にウォール街の雄たちと渡り歩いていきます。晩年のマイケル・ダグラスは、ウィットにとんだ物言いで、確実に狙った獲物を捉えにいく姿がとてもかっこいいです。
金融業界出身でない方でもきっとこの映画を観ると、金融業界もおもしろいな、と思ってもらえると思います。ちょっと汚い世界を描いてしまっているので、そればかり見られては困りますが(笑)。
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ソーシャル・ネットワーク
2011-06-17

やっと『ソーシャル・ネットワーク』を観ました。
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この映画は言わずと知れたfacebookの創業者マーク・ザッカーバーグがfacebookを成功させるまでのサクセスストーリー(物語自体は2つの訴訟を抱えることから展開していくが)だが、起業を目指す若者が観るとおそらく最高におもしろい映画になっていると思います。
簡単に物語のあらすじを書いておきます。
ハーバード大学の学生だったマーク・ザッカーバーグはずば抜けたプログラマーでした。ハッキングはもちろん、とてもおもしろいサイトを短時間で作ってしまう天才でもありました。しかし変わっているのは天才が故のその性格。当時付き合っていたボストン大の彼女とわかれてしまうことになります。
ある時、ハーバード大のボンボンボート部の双子の先輩に「ハーバード大の学生だけが使える閉ざされたSNS(ソーシャル・ネットワーク・サイト)を作って欲しいと頼まれ、マーク・ザッカーバーグは引き受けます。しかしそのアイデアをヒントに、自分一人で勝手にfacebookを創り上げてしまいます。作ってサーバーへアップすると、facebookはたちまちハーバードの学生に人気になり、それが全米の他の大学、海外、世界中へと一気に広まり成功をおさめることになります(収入はユーザーへの広告を出す広告主から)。数年でIPOを遂げ、時価総額は今や250億ドル(約2兆円)。5億人のユーザーを保有するダントツのSNSになりました。ちなみにマーク・ザッカーバーグの持株比率は51%なので、一人で1兆円の資産を持つ大富豪となりました(まだ若干27歳)。
途中、私も愛用していたNapsterの創業者ショーン・パーカーもマーク・ザッカーバーグへの助言者として顔を出します(ジャスティン・ティンバーレイクなので、彼がメチャクチャかっこいい)。ちなみにショーンが今31歳で私と同い年です(笑)。
2つの訴訟問題は、正直つまらない、人間の暗い部分の話なのですが(マーク・ザッカーバーグではなく訴えている人間が)、それ以外のサクセスストーリーをぜひ観てください。
ちなみに私もfacebookをやっています。友達リクエスト大歓迎です☆
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