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金融危機後、GDPが危機前の水準に戻るまでの期間比較

2012-06-15
先ほど金融危機後のGDPがピークから底を打つまでの期間比較を書きましたが、今度は危機後、一人あたりGDPが危機前の水準に戻るまでの期間を比較してみようと思います。


<戦後>
8年:フィンランド、コロンビア、アルゼンチン
7年:タイ
6年:インドネシア
5年:スウェーデン
3年:ノルウェー、メキシコ、香港、フィリピン、マレーシア、日本、韓国
2年:日本、韓国
1年未満:スペイン
(平均:4.4年)

<大恐慌>
12年:アルゼンチン、カナダ、チリ、メキシコ
10年:オーストリア、フランス、アメリカ
9年:ポーランド、インドネシア
8年:ブラジル
7年:ドイツ、ルーマニア
4年:日本
(平均:10年)



平均が戦後で4.4年、大恐慌時で10年です。さて今回の場合、リーマンショック(2008年)からカウントするのか、今回の欧州危機(2012年)からカウントするのかわかりませんが、どちらにせよまだまだ数年は回復するのに時間がかかるということです。悲観ではなく、現実問題として受け入れた上で、対策を取って行きましょう。



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金融危機後のGDPがピークから底を打つまでの期間比較

2012-06-15
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先日ブログで過去のデフォルト例をご紹介しましたが、今回はそういった危機後、一人あたりGDPがピークから底を打つまでの期間を比較してみました。

世界のデフォルト(破綻)国 〜1960-2008年(戦後)

世界のデフォルト(破綻)国 〜1920-1950年代(戦前後)

世界のデフォルト(破綻)国 〜1740-1920年代(第一次大戦以前)



<戦後>
4年:フィンランド、アルゼンチン
3年:スウェーデン
2年:インドネシア、タイ、コロンビア
1年:ノルウェー、日本、メキシコ、アジア4カ国
1年未満:スペイン
(平均:1.7年)

<大恐慌>
6年:メキシコ、ルーマニア
5年:カナダ、インドネシア、イタリア
4年:オーストリア、ドイツ、ポーランド、アメリカ
3年:アルゼンチン、ブラジル、チリ、フランス
2年:日本
(平均:4.1年)



世界的な大恐慌(今のような状態)になると、平均でも4.1年は底を打つのに時間がかかるということです。もちろん危機前の状態に戻ることを考えたらもっと時間がかかります。

ではその間、皆さんはどのような運用をすればいいのでしょうか?自国通貨が高くなっていく過程では何もしないのも一つの手段。ただその間は当然ながらお金は増えませんので、ただ収入から消費をして、ある程度蓄えて終わりです。

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世界のデフォルト(破綻)国 〜1740-1920年代(第一次大戦以前)

2012-06-13
以前のブログで戦前と戦後のデフォルト国のリストを書きましたが、そのさらに前、第一次大戦以前のデフォルト国がこちらです。

世界のデフォルト(破綻)国 〜1960-2008年(戦後)

世界のデフォルト(破綻)国 〜1920-1950年代(戦前後)



中国 1921年 国債返済を延期
ロシア 1917年 債務返済拒否、金(ゴールド)、外貨を没収
アルゼンチン 1890年 国内外債でデフォルト
アメリカ(10州)1873年 デフォルト、最も遅く完済されたのが1919年
メキシコ 1850年 国債の価値を約半分に減額
ペルー 1850年 国債価格急落のため再編
アメリカ(9州) 1841年 3週が債務返済を全額拒否
デンマーク 1813年 国内債務を39%減額
アメリカ 1790年 一部の利子を10年繰延
イギリス 1749年、1822年、1834年、1888年 利率の低い債券(0.5%程度)へ強制転換



この時期になるとアメリカやイギリス、デンマークのような’優良国’までもがデフォルトを起こしているのがわかります。長期で見たら、絶対にデフォルトしないと言える国などないといういい例ですね。



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世界のデフォルト(破綻)国 〜1920-1950年代(戦前後)

2012-06-08
昨日の戦後の世界のデフォルト(破綻)国に引き続き、戦前(1920-1950年代)の破綻国リストです。


ボリビア 1927年 利払い延期
メキシコ 1930年代 対外債務返済中止、社会保障費、公務員・軍人年金を未払い
ペルー 1931年 対外債務返済中止、国内も一部のみ支払い
中国 1932年 償還期限延長&一方的に国債利率引き下げ
ギリシャ 1932年 一方的に国債利率引き下げ
イギリス 1932年 戦時国債を終身年金に統合
ウルグアイ 1932年 対内外債務返済中止
ルーマニア 1933年 対内外債務返済中止
カナダ(アルバータ州) 1935年 破綻、10年で完済
スペイン 1936年 対内外債務返済中止
アメリカ 1933年 金約款破棄、パナマ運河使用料を拒否
オーストリア 1945年 預金封鎖、国債の大部分が返還されず
日本 1946年 預金封鎖、デノミ(新通貨発行)
ロシア 1947年、1957年 通貨改革(貨幣価値を90%引き下げ)、国内債務が返済されず
ドイツ 1948年 預金封鎖、デノミ(新通貨発行)



第2次世界大戦という出来事があったとはいえ、現実に預金封鎖、デノミ(新通貨発行)、債務不履行(返済中止)が行われてきました。つまりはデフォルト(破綻)です。国内の政策がなくなり、海外からも助けてもらえなくなると、最後にどうしようもなくなりこういったことを敢行します。

今の日本もこうなることを想定して事前にできることはしていきましょう。



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世界のデフォルト(破綻)国 〜1960-2008年(戦後)

2012-06-07
最近のギリシャの問題を見ても、「自分たちには関係ない」「デフォルトなんて起こる前にわかるだろ」と考えている人がまだまだ多いと思うので、世界のデフォルト国を見て、このギリシャの例が決して珍しいものではないということを理解してもらおうと思います。

こちらに挙げる国がデフォルト、もしくは再編ということで大きく変わった変わった国とその起こった年になります。

デフォルトのイメージとしては・・・

・国債が償還しても資金がなくて返せなかった
・国債の満期を延期した
・国債の免債(紙切れになる)


国の再編例としては・・・

・外貨を自動的に現地通貨へ転換させた
・公務員の給与支払い延滞


などです。


<アジア>
モンゴル 1997年
スリランカ 1996年
ソロモン諸島 1995年
ミャンマー 1984年、1987年
ベトナム 1975年

<ヨーロッパ>
ロシア 1998年
ウクライナ 1998年
クロアチア 1993年

<中東>
クウェート 1990年

<中南米>
ドミニカ 2003年
アルゼンチン 1982年、1989年、2002年 ※390億ドル
グレナダ 2004年
スリナム 2001年
エクアドル 1999年
アンティグア・バーブーダ 1998年
ベネズエラ 1995年、1998年
ブラジル 1986年、1990年 ※620億ドル
パナマ 1988年
ペルー 1985年
メキシコ 1982年
ボリビア 1982年
エルサルバドル 1981年
ドミニカ共和国 1975年

<アフリカ>
ジンバブエ 2006年
カメルーン 2004年
マダガスカル 2002年
ガボン 1999年
シエラレオネ 1997年
ルワンダ 1995年
アンゴラ 1976年、1992年
スーダン 1991年
リベリア 1989年
ガーナ 1979年、1982年
モザンピーク 1980年
コンゴ 1979年



まずはこれだけ多くの国がデフォルトしているということに驚きでしょう。次に同じ国が何度も同じ事を繰り返していること。最後に皆さんも投資されているブラジル、ロシア含め、新興国債券ファンドなどで入っているような国が1度は過去破綻をしたことがあるということです。

時間がすぎると人は忘れてしまうものですが、こういった事実を忘れず投資であればリスクが高い見返りに高い金利をもらっていることを自覚し、日本の銀行の預貯金、定期、国債、生命保険なども決してリスクが低く安心できる資産ではないことを自覚しておきましょう。



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