自分年表を作ろう
2021-03-16
歴史の授業、好きでしたか?私は大嫌いでしたw過去に誰がどうしたとか、何年に何々が起こったとか、暗記して何になるんだろうって思ってました。。実際に社会に出て役にはたたなかったんですけど、海外へ出るようになると、当時日本でこんな時代だった時に、海外ではこんなのだったってのが勉強になります。日本は昔から良い意味では国を守りやすい、悪い意味では海外の良いことも取り入れられない国なので、江戸時代の鎖国を筆頭に相当な遅れが出てましたよね。現代でも日本語、規制、教育という見えない鎖国制度により、見事な海外とのコントラストができています。話がずれましたが、そういう時代を生きているという年表は、歴史を知る上でとても大事ですよね。これを自分に置き換えて書いてみてください。私でいうと・・・
1980年:誕生
1998年:大学進学で東京へ
2002年:中国留学
2004年:野村證券入社
2009年:K2設立 ※K2の歴史はこちら
2013年:海外居住開始
という具合です。私自身の年表を皆さん見ても退屈だと思うので、詳しくは書きませんが、自分で作る際はこれを年単位で作ってください。毎年その年に何をしたのか?を書き記すのです。そうすると、これまでどれだけ有意義な人生を歩んできたのかわかります。逆にこの年何をしたんだろう?という人はもうちょっと真剣に生きた方がいいかもしれません。「幸せならそれでいいだろう」って、そりゃあそうなんですけど、それ人生のこと、社会のこと、自分自身のこと知らないから幸せなだけって話です。
仕事をしてキャリアがある人はこれ仕事では当たり前にしてますよね。今時終身雇用もありませんので、、転職する際には職務履歴書が必要になリます。仕事でこうしてたってことは書けます。けれど我々採用する側からすると、給料もらって時間売ってたんだから、書けることあって当たり前。むしろそれ以上にその時々で何を考え、何を目標とし、どんな結果を残してきたか?というのを見ます。時間を売ってただけだな、会社にとって価値のない時間だったなって思われたら、雇ってもらえません。
※K2採用サイトはこちら
またこういうキャリア重視の人達が私生活でどんな年表を作るのかも気になりますよね。偏見ではなく、これまで日本の企業マンは、会社で仕事をしていたら家事が疎かになっていいと思われてましたし、育児をしなくてもいいという習慣がありました。戸籍制度がなく、親権が父親、母親両方にある海外では必ず両親が家事、育児、教育をしますから、どちらも育休を取る必要が出てきます。日本の企業でそんな男性を見ますか?育休から戻ってきた女性社員がその前と全く変わらず働ける職場環境ありますか?ナニー(ベビーシッター)をする外国人労働者見ますか?共働きの両親が子供を連れて外食できるレストランありますか?子連れ禁止だと言われたことありませんか?もし外資に就職し、こんな企業マンであることがバレたら、人間性を疑われます。家族を大事にしない人間は、企業マン以前に人間失格です。プライベート年表書かせたら、仕事のことばっか書いたりすることになるんじゃないでしょうか。
毎年毎年を大事にしてきたということは、これからの一年を、日々を大事にすることになります。逆にこれまでの時間を大事にしてこなかった人達は、これからの時間を大事にすることもできません。これからの時間を大事したくないという人はいないのではないかと信じたいですがw、大事にしようと思うなら、ちゃんとこれまでの自分年表を書いて、できたことできなかったことをしっかりと整理し、後悔をしようということです。後悔をせず、ただ楽観的、ただ自分に自信を持っている、ただ幸せだと言っている人生だったら、これからいくらでも挫折するだろうし、挫折しても誰かのせいにします。一日一日を大事はせず、ただ(子供が成長するとか)事実だけが残り、歳を取ります。その歳相応のことをしていく人生でしょうか。言い訳だけはいくらでも用意できていることでしょう。
私も今年で41歳。なんだかずいぶん歳を取りました。。仲の良かった先輩ももう70を超えて終活しているし、あの頃教えていた教え子達はもう仕事を持って家庭も家も持っていることでしょう。ミドルエイジ(中年)。過去も将来もちょうど両方よく見える歳なのかもしれません。
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自分の生き方を貫いたら残ったもの
2018-09-19
僕、仕事関連(私が会うのはほとんど海外の金融機関の人たち)とプライベートの趣味とか食事関連とか家とか車とかで関わった人くらいしか会いません。今ハワイに住んでますが、その前に欧州や米国などにいた時はもっと会いません。海外にいる日本人だからって簡単に仲良くなったりもしません。面白くないと付き合いません。面白い基準は良い家住んでるとか良い車乗ってるとか、経営者だからとか医者だからとか有名だからとか星持ってるからとかどの国に住んでるからとか美味しいレストランで食べてるとかそういうのもどうでもいいので基準にはならず、その人が何を考えていて何をしたくて生きてるのかな?っていうのが見える人と付き合ってます。そうなるととっても交際関係が狭まりますが、その分自分が何をしたいか、何をしようか、を真剣に考えられます。趣味もないわけではないので、お金がかからないわけではありません。けどそれにいくら使ったとか言うことに興味ないし、見せびらかすことにも興味ありません。むしろ放っておいてって思うくらいw
関心事でいうと、TVに出るとか、雑誌に出るとか、IPOするとか、どこかに永住したいとか、日本に帰りたいとか、AISA50に入ったお店に絶対行きたいとか、高級ホテルができたら泊まってみたいとか、一切ありません。それよりも自分が何かを知り、世の中の仕組みを学び、人の奥底を見ることの方が興味があります。
そうしてずっと生きていくと、俗世から離れていくのか、人と共有できる機会がどんどん減っていきますw無理に共有しなくてそれぞれでいいというのが答えなので、それもどちらでもいいというところですよね。TVができた頃から特に右向け右に流されていく人が多くなってしまったんだろうと思いますが、その時間がもったいないですよね。僕みたいな生き方をしてもちゃんと生きていけるし、友達もいるし、ちゃんとビジネスしていけます。本当に自分がしたいことを見つけましょう。
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人生の楽しみはケミストリー
2018-08-06
欧州、東欧2.5ヶ月から帰ってきてずっと1ヶ月東京で仕事ばかりして、一人で自分と向き合う時間も多く、人生の楽しみってなんだろう?と考えていた。ビジネス楽しいけどトラブルもつきもの
美味しい料理食べるの楽しいけどハズレも多い
美味しいお酒、ワイン飲むの楽しいけど美味しくないのが多い
高級車乗るのまあまあ楽しいけどそもそも運転嫌い
クルーズするの楽しいけど波あると酔う
旅行(海外)はそこにあって当たり前
家買っても住みだしたらそそれが当たり前になる
友達との会話も生産性ないとつまらない
キレイな女性といるのいいけど会話が楽しい人少ない
ということで、仲いいソムリエから指摘されたのが私はいつも仕事脳だということwそう、リラックスする脳みその使い方をしていない。オンオフができていない。たしかにこんな生活していて自分はいろんな人生経験して成長できるけど、成長以外のリラックスをしていないな、と。けどだからといって一体今更何をすればリラックスできるんだろう、と。リラックスしなくてもいいから、モチベーションが上がるような気持ちの高揚感を味わうには?と考えた時に出てきたのが・・・
その時にしかないケミストリー
世界各地行って、色んな人達と話して、言い方変えると一期一会だったことって結構ある。
サンディエゴのスパークリングサンセット
ボンダイの青
ビジネスでピタっと需要と供給がマッチした時
チームに新しいメンバーが入ってきた時
あの人(不特定)とあそこ(不特定)ですごし会話したこと
必要だと思った時にそこに現れる幸運
偶然が重なり今たまたまそうなっている。人生この繰り返し。そして全部その一瞬に起こることで、すぎてしまえば過去になってるけど、その時一瞬高揚する感覚は今でも覚えている。ただし一緒にいても絶対にケミストリーなんて起こらないだろうなという人もいれば、何が起こるかわからないワクワクする人もいる。後者といないと人生楽しくない。けど起こす導火線になるのはいつも自分。待ってるだけじゃあ起こらない。
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もう一度人生をやり直すなら、何歳で、世界のどこで、何をするか?
2017-08-27
今Parisにいて約1ヶ月。留学、旅行、海外居住、色んな形で、世界中の色んな都市で生活してきて今37歳。今からもう一度人生やり直すなら(全然今の人生で満足ではありますが)、こうするといいだろうな、というルートをまとめておきます。<プランA>
10歳まで︰ハワイやスイスで教育
10代︰米国で教育
20代︰NY or シリコンバレーでキャリアを磨く
30代︰米国中心にグローバルにビジネス成功させるために、ビジネスありきで世界をトリップ
40代︰アーリーリタイア。自然の多いオーストラリアやカリブで家族との時間を作る。
50代︰子どもも大きくなるから、夫婦でフランス、イタリア、スペインを中心に食やワイン、伝統文化を楽しむ。
60、70代︰老後住める家をどこか一番気に入った世界の田舎に購入。たまにParis、ロンドン、NYなど都市へ遊びに行き、たまに地中海やカリブ、太平洋の島へゆっくりしに行く。
とはいえ、20歳までは自分で選ぶというよりも、親に何を与えられたか?で決まってしまうので、10代まで日本にいてしまって、そこからプラン練るなら、
<プランB>
20代︰アジアの全ての都市に行き、その国の文化や言語、工場などビジネスの現場を見ておく。
30代︰アジアを中心に起業。市場は日本に留まらないことに気をつけないといけない。
40代︰人生、ビジネス両面で次のステップになるように米国のビジネスをしっかり勉強するためできるだけ米国にいる。
50代︰アーリーリタイア。ハワイや欧州など少しゆっくりしながらも、ビジネスにはいつでも動けるところにいながら、次のステップの情報収集。
60代︰体が動かなくなる前に、まだ行けてなかったアフリカ、南米、豪州、カナダ、北欧、東欧、中東などへ行く。
70代︰どこかゆっくりできるところを一つ決めてゆっくり。
こうして区切ってみたら、人生なんてあっという間。世界は広いし、その時々でやりたいこともたくさん。出会う人も付き合う人も、それぞれの自分のステージで当然変わってくる。こうして書いてみると、なお今という時間を大事にしたいと思う。
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日本に来る外国人のマナーが悪いのか?迎え入れる日本人にマナーがないのか?
2017-07-28
福岡にいると、外国人(特に中国人、韓国人)が多い。ツアーでバスに乗ってやってきて、キャナルシティでバクガイをしていってくれるそう(最近は落ち着いたそうだが)。Airbnbも福岡はかなり多く、ホテルに住まず普通のアパートに出入りしている姿もよく見かける。そこで日本人がよく口にするのが
「外国人はマナーが悪い」
とのこと。ここでいう「マナー」というのは、日本人にとっての都合の良いマナーであって、外国人のマナーのそれとは交わらない。というか各国、各文化毎にマナーなんていうのは大かれ少なかれ存在して、一つのマナーを他人を強要するということ自体が、国際的社会でのマナーがなってない(笑)。
なので、私からすれば「マナー」なんていう言葉を使った者の負けだと思う。相手を知る努力もせず、相手とコミュニケーションを取る努力もせず、相手のことを尊重する努力を放棄した言葉が「マナー」である。だから「マナー」なんて言い出す人間と関係することがない。それ以上の世界も会話もないからである。
常々言っているけど(私を知ってる人はくどいと思ってるかもw)、社会にも人生にも必要なのは多様性。多様性と可能性を受け入れて、その中で切磋琢磨して相手を知り、コミュニケーションを取り、尊重し、競争をするから発展と成長がある。国家の中を見てみて、多様性がない国は成長しないと思っている。それ以上の可能性なんてないし、多様性が求められるこの世界、この時代についていけない。本人達がそれでいいと言ったところで、しっぺ返しは自分に返って来て、必ずどこかで損をするようになっている。
「チーズはどこへ消えた?」の著者が最近亡くなったが、私がこの本を読んだのはもう17年も前のこと。チーズがずっとそこにあると思うな。変化をしていけ。という話だけれど。今回の話も延長線上にある。多様性を求め、時代の変化と世界の変化についていく(本当は追い越してその先をいくといい)ことが必要なのだ。そしてこの17年の間にこの普遍の真理は何も変わっていないし、むしろこの17年間でこれを実践してきたかどうかで相当の差がついていると思う。
しかし大事なのは常に
「遅すぎるということはいつでもない。今変わればいいだけ。」
変化と多様性に恐れず挑んでいきましょう。
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