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変額年金保険(アメリカ)前編

2009-10-31
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 それでは待望の毎年3%代の金利が確実につく商品の話です。それはタイトルにもある通り、アメリカの変額年金保険です。ちなみにアメリカではannuityと呼びます。これは日本語に直すと『変額年金保険』となりますが、保険機能にレバレッジがかかっていないため、日本では法的に保険の扱いになりません。つまり日本にいながら契約することができます

 商品の仕組みをもう少し詳しくお話しすると、まず典型的な物が、10年間という期間、一定額(100万円~、ドル建て)を運用し続けるというものです。そうすれば3%代の金利(契約時によって少し変動。今が最も安い金利。)が10年間必ず付きます

 さらにこれに加え、S&P500(アメリカの株式インデックス。日本でいう日経平均のようなもの。)に連動してそれ以上の上昇を見込めるものもあります。ただし上限は9.5%(これも契約時の株価水準に寄って変動。今は低い水準。)厳密にはその年、S&P500が50%上昇すれば最高の9.5%、7%の上昇であれば7%、下がっていればそれは関係ない物として、元本の90%部分+3%代の金利だけがつきます

ちなみにS&P500は日本株と違って、長期投資(10年)においては全勝です。悪かったのはITバブル崩壊と今回の金融危機だけ。

msnマネー S&P500チャート

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(上がPER、下がS&P500指数)

 さて、では具体的に10年後にいくらになっているでしょうか?それはまた明日のブログで。お楽しみに・・・

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変額年金保険(日本)

2009-10-30
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 証券会社や銀行が扱っている商品の中に、変額年金保険というものがあります。これは一時払いで一定額(例:1000万円)を保険契約として払い、10年という期間、投資信託などで運用をします。もし10年後に運用がよく最初の金額(1000万円)より増えていれば増えた額がもらえ、もし運用が悪くて減ってしまっていれば、最初の金額(1000万円)が補償されるというものです。

 これが昨年の金融危機で、日本では販売停止になりました。なぜかというと、保険契約社の運用金額が一斉に下がってしまって、運用会社が満期時に損失を補填して返さなければいけないからです。これで一斉に日本の市場からは保険会社が撤退していきました。中にはオランダ大手INGのように、保険部門売却まで出ている会社もあります(参考記事)。

INGlogo.gif

 商品そのものはある意味良い商品でした。主に以下の2種類の用途に分けて商品がありました。

自分の年金を作る:
10年後に元本が保証されているので、通常よりも積極的に運用をすることができます。増えた分は自分のプラスになるわけですし、途中解約をしてもいいので、単純に保険のかかった投資信託のような物です。

自分が亡くなった時(相続)のために保険をかけておく:
この場合、終身型の変額年金保険に入ります。もちろん同様に運用もするので増えることも期待できますし、死亡時には最初に一時払いで払った金額が保証されますので、これまた資産が減る心配がありません。またこちらの変額年金保険には、一度増えた物は減らないというラチェット機能がついたものもあるため、さらに運用に向いてます。もちろん相続時の保険の非課税枠(法定相続人×500万円)というのも使用できます。

 しかしオフショアのファンドが、国内の物とは比べ物にならないくらいいいのと同じで、世界の変額年金保険もこれとは比較にならないくらいいいものでした。簡単に言うと毎年3%代の金利が以後10年間必ずつきます。さらに運用もできるので、米国株が以前のように上がれば年3%以上に増えます。さらに増えた資産は減りません

続きはまた明日・・・

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松本大のつぶやき/マネックス証券

2009-10-29
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 『トーキョー金融道』から松本大さんのブログ『松本大のつぶやき』を拝見させてもらっているのですが、昨日のマネックス証券オリックス証券の合併発表を受けて、松本さんのコメントが出ていました。

日本一

 そこに「MONEYから一歩進んでMONEX」、「自分たちはまだまだ子供で、これからも夢を目指して頑張り続ける」とあることに、松本さんは初心を忘れておらず、これだけの企業になってもチャレンジ精神を忘れず頑張っているんだな、と全く関係ない自分も励まされたのでした。

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Rare Job

2009-10-28
Rarejobロゴ


 前回のブログから私も実際に毎日Rare Jobを使うようになりました。お金を払い出して2ヶ月目です。

 岐阜にいる頃は、週1回3500円でJasonというイギリス人の先生を個人的に雇って、彼の家でプライベートレッスンをしてもらっていました。元々は外資系への転職することがあるだろうと面接対策のために始めたのですが、3年も続けているとだいぶ話せるようになり、旅行やメールなどでは特に問題ないようになりました。

 しかし今回このRare Jobを始めてたった約2ヶ月ですが、すでに何の違和感もなく英語が出てくるようになりました。ボキャブラリーはまだまだだな、と自分でも思いますし、自分の好きな分野(特に仕事関係)以外は、知らない単語もたくさんあります。しかし、当たり前に話すということが、言語には最も大事なことなので、そこはクリアされているように思います。

 言語はやってもやっても飽きが来ません。日本人同士ではなかなか今までの既成概念が抜けないため、外国人と話をするのは、違う自分や違う考え方を知るきっかけにもなります。勝間和代さんじゃないですが、月たった5000円なので、まず始めてみよう!でいいのではないでしょうか。。

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中国 海外投資の再開認可

2009-10-27
 自由市場のグローバルスタンダードから見れば違和感のある話ですが、中国の機関投資家向けが海外に投資をする際には適格国内機関投資家(QDII)という資格が必要になります(外国人が中国株に投資するQFIIのではないですよ。。)。この金融危機の前から、それがしばらく新規向けには凍結されていたのですが、今回17ヶ月ぶりに再開されるとのことです。今回の金額は約1380億円。世界市場から見れば少ない額ですが、中国国内の余剰資金が世界に溢れ出てくる格好になります。

 しかしながら、この中国政府がコントロールしている共産主義下の市場経済。結果から見たら昨年の金融収縮の中で世界の全ての資産が下がっても、中国国内だけ異色の動きをしていて、世界で最も戻りも良かったのが中国。そう考えると、中国政府が正しい舵取りをすれば、国民は今回のように(比較的)救われるというのもあるものです。日本のように「貯蓄から投資へ」と言って、銀行窓販を始め、何も投資などわからない人達が、「定期よりは金利(分配金)が多いから」という理由でグロソブやその他毎月分配型ファンドに投資を始めた矢先、このサブプライムローンと金融危機で大幅に資産を減らしたことを比べると、日本よりもよっぽど中国の方が正しいのではないか、と思ってもしまいます。

 とはいえ、私はリベラルなので、基本的には自由&競争主義。競争の中からより良い結果やサービス、イノベーションが起こると思っています。ただし経済にはタイミングは大事です。景気にも循環があります。ちゃんとそれがわかる人間が閣僚にいて、目の前の変化を理解した上で政策を考えてもらえる政府があると、日本経済ももっと早く良くなると思います(今のアメリカのように)。鳩山さんの所信表明があったので、思わず政治にベクトルが向いてしまいました。。

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