ブラジル・ボンド・オープン(毎月決算型) ~大和投資信託
2010-01-29
リクエスト(お問合せ)が多かったので、大和投資信託のブラジルボンドオープンを取り上げたいと思います。
このファンドはすでに運用が1年ほど経過しています。そして経過しているファンドは、実際に運用を開始した後のトラックレコードが見れるのがいいですよね。こちらがその1年間の結果をチャートにしたもの。「分配金再投資」と「基準価格」がありますが、その違いは分配金を出した後の価格で見るか、純粋にあなたの投資収益として見るか、です。分配金というのは、あなたの投資したお金を一部返してもらっているだけですので、分配金を出せば投信の基準単価は下がります。例えば11000円になっていた投信から120円分配金を出せば、翌日には10880円±一日の運用誤差になっています。「分配金再投資」というのはその分配金を受け取らず、ずっと再投資していたとしたらこの値段ですよ、という価格なので、子チラで見ほうがいいですね。

次に基準単価。2009年12月31日時点で11770円、資産残高が3430億円です。3430億円というのは皆さんピンと来ないと思いますが、十分な規模のファンドです。

次に過去のリターンを期間に区切って見てみます。過去1年間で41.95%。これは金利、為替両方含めてですが、いずれにせよいい数字ですよね。。

次に分配金。

投資家の中には「毎月の収入を増やしたい」という方や「年金の足しにしたい」という方も多くいます。そういう方はこの分配金の金額を見てください。ここに過去毎月90円~120円出ているのがわかります。分配金は基本、増えることはあれど、下げることはあまりしませんので、直近の120円が12ヶ月出てくるので、1年間で1440円も受け取れることになります。
例えばあなたが基準単価10,000円(募集時)で1000万円投資していたとしたら、毎月12万円(=120円×1000口)、毎年144万円の収入になります。しかもこの表を見ると、昨年6月と8月にそれぞれ420円と620円が出ています。本来120円くらいなので、300円、500円も余分にもらっていることになります。これは、運用がよかった結果、ボーナスがあなたに支払われるのです。まるでサラリーマンの給料ような話ですよね。。
そして、実際の運用の中の話がこれ。

10銘柄のブラジルの国債で運用しているのですが、トータルの平均リターンが11%代。平均約3年の満期(これは短い方)で、格付けがBBB(一応投資適格債)。
そして、金利と為替を示したのがこちら。

どちらも上がっていたというのが、過去1年間の結果でした。景気刺激のため政策金利を9%まで下がり、2年国債の金利と逆転しています(これが本来正常なのですが)。
今後もブラジルレアルは中長期的に上昇すると思いますし、金利もどこかで利上げがあると思います。まだまだ投資するのにいいファンドですね。募集で買われた方は、持っててもいいですし、一旦利益確定してもずいぶんいい利益が出ますね。利益が出たら損益通算を忘れないでくださいね!あと、利益確定をしてウキウキ足で、証券マンや銀行マンの勧めるもの、そのまま買っちゃダメですからね(笑)。
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野村ブラジル・インフラ関連株投信
2010-01-28
野村證券の新商品『野村ブラジル・インフラ関連株投信』のご説明をします。

まずこのファンドは、ブラジルに興味があり、新興国株資産を持とうかな、と思われている方にはいいファンドだと思います。
このファンドは名前の通り、ブラジルのインフラ関連の株に投資をしています。なぜインフラ関連なのかと言うとこちら。

ブラジル政府は2007年に成長促進プログラム(PAC)を導入しています。彼らは2010年まで、年間5%程度のGDP成長を目標としてインフラ関連に投資をしていく(政府がお金を出す)と明言しています。今まででの予算進捗率で53.6%。つまりまだ今年のうちに相当投資をするだろうということです。
投資をすると言うことは、それだけそれらの企業の株にお金がいくことになります。つまり買われます。買われれば株は上がります。
そして2014年のサッカーワールドカップ、2016年の夏季オリンピック開催が決まっているので、それまでの中長期的な成長も期待できるでしょう。東京オリンピックが開催される頃の日本も、東海道新幹線ができたり、空港が整備されたりと、ずいぶん発展しましたね。


そしてこれが今後投資されるであろうセクターと金額。

そしてこれがこのファンドの参考ポートフォリオ。ポイントは為替。全部ブラジルレアルかと思ったら、半分くらいはドルで投資している(これはNYに上場しているADRという株のようなものに投資するため)。おそらくドルとブラジルレアルは逆相関(まったく反対の動き)にあるので、あまりブラジルレアルの通貨高を期待しても意味はないであろう。その代わり、為替リスクを抑えてあるとも言える。

乗り換え時の注意:
今持っている資産がコチラの方は、わざわざ手数料を払ってまで乗り換える必要はないですよ。
・ブラジル株ファンド
・インド株ファンド
・中国株ファンド
・新興国株ファンド
・ブラジルレアル債ファンド
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長瀬智也(ジャニーズ TOKIO)遭遇! 自由が丘にて
2010-01-28
あなたの資産運用を無料診断(所要3分)↓↓↓TOKIOの長瀬智也に会いました!
場所は自由が丘の漢江という焼肉屋さん。僕が妻と友人と4人で焼肉を食べていると、後から10名くらいの団体が。最初隣に座った瞬間に、「本物?」という感じで、長瀬智也がいました。
実は長瀬智也は僕の学年でいうと僕の一個上。若い時からTVに出ていて知っているので、ずいぶん年上に感じていたのですが、意外に変わらないんだな、という印象。僕はおそらくあまりTVを見る方ではないですし、ドラマもあまり見ません。けど彼のドラマは好きなのが多いです。
白線流し
池袋ウェストゲートパーク
マイ☆ボス マイ☆ヒーロー
どうやら友人の誕生日パーティーをするために集まったみたいで、二つのテービルでも手狭になったようだったので、僕らがテーブルを譲って、別の席へ移ることにしました。移った後彼は大きな声で「ありがとうございます!」って言ってきたので、僕も思わず「いえいえ」と会釈しちゃいました。。TVの中のまんまで、かっこよくて、飾らない感じのいい男でした。
「アグネス!」って、アグネス体操して欲しかったな。。。(わかる人いますかね? from マイボス)
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豪ドルでの運用先(債券、MMF、外貨預金、ファンド、FX)
2010-01-28
今も昔も高金利通貨と言えば豪ドル(オーストラリアのドル)。オーストラリアは先進国の中では今や一番金利の高い国です。以前はNZが一番高かったのですが、金融危機で金利が下がって、逆転してしまいました。。それでは豪ドルで運用するときにどのような選択肢があるでしょうか?主に次の3つです。
【豪ドル債(債券)】
まずこちらを見てください。

今大和証券で募集している豪ドル債パンフの一部です。どこでも同じような外債は扱ってますから、大和である必要は有りませんよ。今口座があるところの豪ドル債でいいです。条件は比べるほど変わりませんから。
では上から順番にいきましょう。
「スウェーデン地方金融公社」というところが発行体です。この債券を出す母体。あなたがお金を貸すとしたら、そのお金の借主ですね。まあ大体格付けはAAAです。豪ドルと言ってもオーストラリアの会社や国が発行するとは限りませんからね(注)。
そしてその真下に「2012年2月23日満期」とあるので、期間はたったの2年。短いですね。
その下「仮条件」とあるので、まだ金利が正式に決まっていません。実際決まるのはもうすぐですが、この「4.40%±0.50%(3.90%~4.9%)」という金利に必ず収まります。おそらく4.4%に近い数字だと思っていいです。
次に条件が書かれています。「売出価格」は100%なので、満期に100%で返ってくる債券を100%の値段で買う、ということ。新発の社債はすべて100%です。これはルール。
「お申込単位」は1000豪ドル単位なので、最低約8万円くらいから買えます。
「売出期間」がこの期間で、「受渡日」までにお金を入金しなければいけません。けど、初めての取引であれば、「売出期間中」しかも早めにお金を入れておかないと、証券会社に募集枠を用意してもらえません。証券会社も「お金を入れてもらえないかもしれない」というリスクが出てきてしまいますからね。
「利払日」は年2回とあります。最近は年6回というのも出てきました。あと途中売却しても、この金利は経過日数分はもらえますからね。
債券でメリットは、その期間置いておくのであれば金利が高いこと。デメリットは途中解約すると、元本を割っているかもしれないことです。中途の債券単価の決まり方は・・・これは最もややこしい計算になりますので、控えますね(笑)。
【豪ドルMMF】
次に豪ドルMMF。豪ドル債に比べるとあまり聞かない名前だと思います。なぜなら証券会社にメリットが薄いので、証券会社からは勧められないからです。証券会社にメリットが薄いということは、誰にメリットがあるのでしょう?そう、あなたです。私は豪ドルMMFを一番勧めます(私はもう証券会社の社員ではないので☆)。
MMF(Money Market Fund)とは簡単に言うと、銀行の預金のようなものです。証券会社は預金を持てないので、MMFという名前にしているだけ。これで十分です。しかし預金は銀行が鞘を抜く、つまり銀行にあなたのお金を大量に持っていかれます。それに比べてMMFは直接金融なので、直接その国の最も短期の金利物に投資しているので、毎日売買できますし、元本も割れません(超短期なので単価がブレない)。つまり債券にあったような、「2年間の間売却したら元本割れしてしまう」というリスクがありません。もちろんその分少しだけ金利が下がります。まあそれでも2年間お金を動かせないよりはいいでしょう。債券だと豪ドルがすごい上がっても利益確定出きないですし、すごく下がって逃げたくても逃げられないわけですから。
【外貨預金】
上記の通り、証券会社でなく、銀行へ行ってしまうと「外貨預金」となる。
さらに銀行は為替手数料が高いですよ。証券会社であれば片道80銭(0.8円)の為替手数料が、平気で3円とか取って来ますからね。しかも銀行員はそのスプレッド(為替で抜いている手数料)をあなたに言う必要もありません。単に「今の豪ドルの買い為替(レート)は92.3円/豪ドルですからね。」と言われます。けどその時、新聞やYahooマーケットに出ている数字は「89.3円/豪ドル」ですから、その差が銀行の儲けですよ。気をつけてください。。
【ファンド】
豪ドル債だけに投資したいのであれば、ファンドは必要ないでしょう。他の国の債券や通貨も一緒に分散投資したいのであれば、その時ファンドも考えましょう。
【FX】
FXはリスクが高いのでやめておきましょう。あなたがギャンブラーならしてください。
ということで、私のおススメは「豪ドルMMF」でした。証券会社はネット証券でいいですよ。家で24時間365日取引出きますから。
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新興・資源国通貨が急落
2010-01-28
日本でもブームになっているブラジルレアルや豪ドルのような、新興国、資源国通貨が目先下がっている。引き金は、中国で1月中旬に出てきた利上げ観測。マクロ経済学のおさらいですが、
金利を上げる
↓
企業や個人への貸出金利も上がる
↓
お金を借りづらくなる
↓
お金を借りられないから消費しなくなる
↓
インフレを抑えられる
これをやりすぎるとデフレになってしまうのですが、今の中国は不動産や物価、消費において、かなりバブル気味なので、デフレの心配はまだ必要ないでしょう。
つまり中国は世界中の鉄や原油などを消費して、自国の発展にあくせくしているので、中国が世界から物を買わなくなると、当然買われていたはずの通貨は売られます。ということで、この通り下がり出しました。
中国の金利の引き上げは必要な処置であり、上手くコントロールできれば、長期的な緩やかな景気拡大が続いていきます。1980年代に行き過ぎたバブルを生み出した日本のようにはなりたくないので、金利は上げた方がいいでしょう。しかし目先金利を上げると、新興国、資源国通貨は下がるし、株も下がります(上海株も下がっています)。
ではこれからどうなるか?
デイトレーダーでない限り、目先のことばかり気にしてもしかたがありません。もう少し先のことを考えましょう。そうですね。2~3年後くらいで十分でしょう。
中国はこの成長が続きます。世界は中国が成長することで、物を買ってもらえ、共に繁栄していくでしょう。つまり中国株も上がりますし、資源国通貨も上がっていくと思います。
もし今下がっているのであれば、投資するのにはいい機会となるでしょう。機会を英語にするとチャンス。チャンスですよ、チャンス。おそらく具体的な投資対象はこの辺りでしょう。
・新興国債券
・ブラジルレアル債
・南アフリカランド債
・豪ドル債
・新興国株
・中国株
・ブラジル株
・ロシア株
同じような名前のものがありますが、基本、この辺りだったら先程の期間はいい投資成果が出ると思います。ファンドでもETFでもオフショアファンドでもいいです。するかしないかを迷うのであれば、どれに投資するのかを迷いましょう。
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