ブラジル、0.75%利上げ
2010-04-30
ブラジルが一気に0.75%利上げをして、9.5%とした。リーマン・ショック後の利上げは初めて。ブラジルのインフレ率は5%を上回り、景気が順調に回復し、物が売れ、物価も上がっているということでしょう。
これに対してロシア。ロシアは今回昨年4月から13回目となる0.25%の利下げをしました。合計5%の利下げで現在8%です。ハッキリと勝ち負けが鮮明になってきた。
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スペイン・ポルトガル国債格下げ
2010-04-30
スペイン・ポルトガルが格下げになりました。ギリシア含め、直近の格付け状況がこの記事左上に出ています。前回のブログでギリシャ格下げの話も書きましたが、日本の円建てで発行されているギリシャ関連の債券だけで1000億円くらいあったそうです。つまり日本の投資家の誰かが1000億円分デフォルトになる可能性がある、ということです。以前アルゼンチンがデフォルトしましたが、今後は国という信用も投資に考えなければいけません。
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金高騰、高まる存在感
2010-04-28
ドルやユーロなど通貨が売られる中で、金が高騰している。ギリシア危機が表面化した2009年10月から今年4月にかけて、ユーロが対ドルで10~15%下落している中、金価格は10~15%上昇した。
以前ブログでご紹介した米大手ヘッジファンドのポールソンも大幅に金ETFを買い増していて、半年で5億ドル(約450億円)も増えたそう。
記事に書かれていて面白いのが、「投資家はドルの家が家事になりユーロの家に引っ越した。しかしそこもガタガタ揺れ始めたので、小さくて頑丈な金の家に逃げ込んでいる。」という表現。まるで3びきのこぶたである(笑)。
個人投資家も金を保有する時代が来たのである。ただ金の延べ棒を買うわけにはいかないし、商品先物に手をだすわけにもいかない。一番手軽で手数料が安いのが、ポールソンも投資している金ETFである。
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ギリシャ「投機的水準」 米S&P 国債3段階格下げ
2010-04-28
米格付け会社S&Pがギリシャの国債を3段階引き下げてBB+にしました(以前はBBB+)。同様にポルトガルの国債も2段階格下げでA-です。格付でBBB格以上は「投資適格債」、BB以下は「投資不適格(投機的)債」として区別されます。この違いは大きく、金利を高く設定しなければ募集が国債を誰にも買ってもらえない、という状況に陥り、将来の財政も悪くなります。
この状況が他人事かどうか?です。そう私たちの一番身近なのは日本の国債です。最近お話した70代のクライアントが、以前預金封鎖をされたことを体験したことがあるから、日本に資金を置いておくことは怖いとおっしゃっていました。私は30歳でバブルの時代を知らないYジェネレーションですが、預金封鎖などもちろん本でしか読んだことがありません。しかし本で読まなくても今の日本国の状況が異常で、将来良くなる見通しのないこともハッキリわかります。きっと国家破綻(デフォルト)、預金封鎖などは、一瞬で目の前に来るのでしょう。そうなった場合、リーマン・ショックなどかわいいものです。銀行に預けている自分のお金が自由に引き出せなくなるのですから、そんなのはもう自分のお金でもなんでもありません。結果、できることは今のうちに海外に資金を移しておこうということです。あ、もちろん合法的にですよ(笑)。
「オフショア投資」と聞くと、投資なのでリスクがあると思われると思いますが(それも事実)、オフショア口座を開いて、そこにお金をプールしておくだけでもリスク回避の意味があるのです。リスクはもちろん日本という国。HSBC香港のマルチカレンシーであれば、日本円口座もあります。皆さんが気にされる為替リスクもないのです。オフショア口座にあるお金もいつでも日本へ送金できますし、キャッシュカードで日本のATMから引き出せます。日本の銀行に入れておくのとなんら変わりありません。むしろHSBCの方が、日本の銀行よりも格付けが高いです。オフショア口座に興味ある方はお気軽にご連絡ください。
オフショア口座(海外口座)について問合せる
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個人マネー 成長国に的 投信の外貨建資産3割増
2010-04-27
本日の記事は国内の個人マネーが外貨へ行っているという話。今月ブログでもご紹介した『野村グローバル・ハイ・イールド債券投信(バスケット通貨選択型)』こ4.2%という極めて高い購入手数料にも関わらず、2000億円を集めたとのこと。もちろん国内株式や日本株型ファンドからの乗り換えも多々あるのだが、外貨への投資額としてはそれだけ増えている。
あわせて最近多いのが、豪ドル預金やFX。日本国内では金利が一切つかないからというのもあるが、これから円安に向かうとの見方が強いのも事実であろう(今が買い場という意味)。
ただこれがどこまで個人投資家がよく理解した上で行っているのかどうかは疑問の残るとこ。証券マンが一斉に外貨建てを推奨しだしたから(証券会社は外貨で投資すると、為替変換手数料も手に入る)、今のこの潮流があるのだとすると、なんら今までと変わっていないことになる。このブログを見ている方は、よくよく考えて行動しましょう。
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