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収益率(リターン)と標準偏差(リスク)

2010-06-22
投資信託(ファンド)の運用レポートを見ると、いろいろな資料がついています。今の販売用資料はとても丁寧で、いろいろな予備知識を投資家に与えてくれます。

しかし投資を判断する上で、必ずしも必要な情報ばかりではありません。それではどこを必ず見なければいけないのでしょうか?

その一つの答えとして「収益率(リターン)」と「標準偏差(リスク)」があります。

この2つは、新しいファンドであれば、過去のシミュレーションでの「収益率」と「標準偏差」。グロソブのように昔から運用しているファンドであれば、その実績が「収益率」と「標準偏差」という形で出ています。

では例えばで見てみましょう。

・・・私もここで気付いたのですが、日本の運用レポートにはこの2つが明記されていません(汗)。これは海外ではありえないことです。「収益率」と「標準偏差」を書かずに投資判断をさせようということ自体が、どうして金商法に違反しないのか(もしくは金商法がどうして義務としないのか)が疑問ですが、とりあえずありません。

これでは純粋にいくつかのファンドを比べることもできないので、投資家もしょうがなく「分配金の額」であったり、「基準価格の変化」で判断するのでしょう。ただ分配金は運用成績とは全く関係ありませんし、基準価格の変化をチャートで見たところで、なんとなくとしかわかりません。

分配金と基準価格の関係についてはこちら

それでは気を取り直して、オフショアファンドで例を挙げてみましょう。先に言っておきますが、オフショアファンドはコストが安い分、日本国内のファンドよりもリターン(収益率)が高く、リスク(標準偏差)が低いです。これを念頭に読み進めてください。

         収益率  標準偏差(リスク)
某アジア株ファンド:-11.8%  35.8%
某中国株ファンド:17.22%  36.38%
某インド株ファンド:9.12%  37.20%
某ラテン株ファンド:10.35%  36.89%
某金関連株ファンド:13.25%  42.76%
某ハイイールドインカムファンド:8.7%  11.2%
M社ヘッジファンド:16.6%  17.7%


まず「収益率」と「標準偏差」がどんな意味合いがあるのかをお話しておくと、「収益率」はそのまま年間の収益率です。つまり10%であれば、1年後に平均10%上がっているという意味です。

次に「標準偏差(リスク)」これはボラティリティ(変動率)とも呼ばれています。要は上下のブレのことを示しています。下だけではないですよ。上にブレる(上昇する)ことも金融の世界では「リスク」ですからね。

そしてこの「標準偏差」が仮に40%で、収益率が10%の場合、1年後に平均で10%上昇していて、その上下40%ずつが平均のブレ幅なので、下は-30%、上は+50%ということです。上記ファンドの中ではBRICs関連のファンドが同様の数字だと思います。BRICs関連に投資されたことがある方であれば、この数字に納得するでしょう。

投資は一般的にハイリスク=ハイリターン、ローリスク=ローリターンと言われますが、ここで注目してもらいたいのが、M社のヘッジファンドです。

このファンドの収益率は16.6%、標準偏差は17.7%なので、比較的利回りが高いと思われているBRICsなどのファンドよりも収益率が高く、標準偏差は半分以下です。つまりはローリスク=ハイリターンというわけです。もちろん標準偏差が半分ということは、上にブレることもなくなりますので、年率40%を超えるようなリターンはなかなかなくなります。しかし「もういい加減ハラハラしたくない」、「リスクを取らないで高い収益をあげたい」という方にはもってこいのファンドとなります。

補足しておくと、これができるのもヘッジファンドだからです。そう前に書いた通り「売り」も「買い」も常に両方できるからですね。。

ヘッジファンドについてはこちら

ここではM社、某社と名前を伏せてありますが、メルマガでは名前を公表して情報提供しています。よかったらメルマガ登録をしてみてください(無料)。

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グローバルマクロ戦略とは? ~ヘッジファンド

2010-06-21
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ヘッジファンドの一つの戦略として知られるグローバルマクロ戦略。今回はこの戦略について説明をします。

このグローバルマクロ戦略というのは、世界中の多種多様な市場の多種多様な資産を多種多様な手法を用いて運用するものなので、正直なんでもありというファンドです(笑)。しかしその分、ヘッジファンドマネージャーの腕が最も活かされる戦略でもあります。

この戦略で最も有名なファンドマネージャーがあのジョージ・ソロス。英ポンドやタイバーツで大きな利益を出したことで知られるように、為替でも利益を取りにいきます。

グローバルマクロ戦略のファンドは、このようにヘッジファンドマネージャーが著名であることもあり、残念ながら最低1億円($ 1 mil)以上でないと投資できなかったり、そもそもの投資窓口が狭く、空きが出たら投資を受け付けるという状態です。

先日ご紹介した『みずほ グローバル・マクロ・ファンド(2010-04)』は、国内では珍しいグローバルマクロ戦略のファンドでした。

ただこのファンドも単位型で、もう募集を締め切っているので、いつでも投資できるグローバルマクロ戦略に投資するとしたら、オフショアファンドに直接投資するという選択肢になるでしょう。

オフショア投資についてはこちら

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アフリカ・中東欧(EMEA)・アドバンテージ・ファンド ~日興コーディアル証券

2010-06-21
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本日ご紹介するのは日興コーディアル証券の『アフリカ・中東欧(EMEA)・アドバンテージ・ファンド 』です。

これは名前の通り、アフリカと中東欧地域の株式に投資するファンドです。

注目セクターは「資源」「消費」「インフラ」です。

こちらをご覧ください。

emea_1.jpg

左が原油の埋蔵量です。5位のベネズエラ以外は全てこのイミア(EMEA)地域なので、全体の9割に当たるそうです。

そして右手のグラフは人口と一人当たりGDP。EMEAの人口はすでに15億人を超えているそうで、インドや中国よりも多いそうです。一人当たりGDPで見ても中国、インドよりも高いので、比較的裕福な生活をおくれているということです。といっても、そもそもこの地域が広すぎて、そりゃあ埋蔵量も人口も多いだろう!という気はしますが(笑)。

これ以上資料がありませんでしたが、要は新興国株投信です。すでにBRICsに投資されている方は多いと思うので、投資先を分散するという意味ではいいと思います。ただし金融危機やギリシャ危機で、中東のドバイのような状況にならないとも限らないので、投資するなら逃げどころはしっかり逃げないといけませんね。

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人民元「弾力性を高める」

2010-06-20
中国人民銀行(中央銀行)が「中国人民元の弾力性を高める」という生命を発表した。

明らかに米国の圧力を考慮しての配慮だが、2005年の人民元切り上げの時のように、ハッキリ何%上げるというようなことは今回発表しなかった。今後も変わらず一日0.5%の変動幅は維持するそう。

おそらく「なんで人民元が上がらないといけないの?」と思っている方も多いと思うので(笑)、ここでおさらいしておこうと思う。

まず中国以外の国に大きく関わってくるのが貿易。

例えばアメリカが中国向けに輸出をするとする(GM車、フォード社、Intel、Appleなど)。人民元が不当に安い(今の状況)ということは、中国人がアメリカの商品を輸入しようと思うと高くて輸入しない。高く輸入しても国内の商品と比べて高すぎて、中国人が購入しないからである。

つまり中国人は質が悪いのはわかっていても中国製品を買うことになる。中国にとっては中国製品を作っている国内企業が儲かり、アメリカの会社に簡単に競争で勝てるようになる。

アメリカの会社はしょうがなく、コストを抑えるために中国国内に工場を作って、自社製品を作る。そうすればコストが低い分、多少質が悪くても価格競争ができる商品ができるからである。これによって、中国国内に労働が生まれるようになる。

当然労働が生まれれば、失業率は下がり、賃金は上昇し、中国国民がいいくらしをできるようになる(中国のGDPも増える)。中国人がお金を持てば、また消費をするということで、中国経済がさらに活発になる(日本の真逆)。

つまり中国にとって自国通貨である人民元が安いのはいいことなのである。

「そんな勝手なこと許されるか!??」と思われる日本人の方も多いと思うが、日本も発展途上だった時は、円も固定相場だった。1ドル=360円である(だから「円」という名前が付いた)。

それが1971年に変動相場制になって、今や91円/ドルまで円高になっている。

つまり中国もいつかは変動相場制になるのである。ただそのタイミングと変動幅が難しいのである。下手に人民元を変動相場制にしてしまうと、中国の経済成長が失速(またはバブル崩壊)し、世界がまた景気後退に陥っても困るからである。

しばらくはまだこのまま様子見が続きそうである。

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自由とは何か? ~自律と他律

2010-06-19
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以前のブログでご紹介したこちらの本。


これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
(2010/05/22)
マイケル・サンデルMichael J. Sandel

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この中の一節にとてもいい内容があったので、ご紹介しようと思います。ただちょっと哲学的なので、興味ない方はとばしてくださいね(笑)。

哲学者であるエマヌエル・カントは言ったそうです。本当の自由な行動とは自律的に行動すること。

自律的の反意語として他律的という言葉を用い、他律的の定義として、自分以外のものが下した決定に従って行動することとしている。

例えば、ビリヤードの球を手から放すと球は地面に落ちる。落ちていく球は自由に行動しているわけでなく、重力というのもによって決められ、落ちていくのである。

もう一つ例えて言うと、例えば大学の同じクラスに一生懸命勉強しているクラスメートがいる。彼に「なんでそんなに一生懸命勉強するのか?」と聞くと、彼は「いい成績を取って、投資銀行に就職して、将来はヘッジファンドマネージャーになって、お金持ちになりたい」という。これも一見自発的に行動し、頑張って勉強をしていると思われがちだが、これもまた自律的ではない。

では自律的な行動は何か?

カントの概念だと、自分が定めた法則に従って行動することとしているので、例えばいい成績を取ったらいい就職が見つかる、という他人が作った仕組みの上でのことではなく、自分の純粋な好奇心、探究心からその学問を勉強し、さらにそれを活かして(商品なのかサービスなのかはともかく)何かを生み出すことがおそらく自律に値するのであろう。

要は社会や会社、学校やマスコミの雑音に耳を貸さず、純粋に自分自身の内を見つめればいいのだと思う。そこで自分の求めるものがわかってから、そのために自律的に行動できるかどうかはまた人それぞれ難しいとは思うが、ただ自分を見つめるところまでは誰でもできることだと思う。

今日は投資と全く関係ないお話でした。。

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