国家公務員給与1割下げへ
2011-04-30
政府が今回の震災復興の財源として、国家公務員給与を1割下げることで進めている。これによる圧縮額は3000億円だという。
ただし年齢による収入差が大きいため、皆が一律1割減ではなく、幹部職員の削減幅を大きくし、若年層を少なくすることで、平均で10%にするようにするとのこと。
デフレがハッキリしていた1999年以降、公民給与を断続的に下げてきたのだが、それでも毎年最大2%の下げ幅だった。今回の10%という幅は、震災復興のための財源という格好の口実ができたから断行できるようなもの。
しかし個人的にはそもそも復興財源のために国家公務員の給与を減らすのであれば、国家公務員が東北の人たちに寄付をしているような形になるので、そもそもこのお金は我々の将来の年金財源や赤字国債返済のために使われるべきでないのか、と思う。
もうそうこう正論を言ってはいられなくなった今の日本の政治状況を考えると、まさに雑巾をさんざん絞った挙句、雑巾自体が破れるほどに再度搾り出そうと労力をかけている状況だろう。ボロボロになった雑巾はどうされるのだろうか。使い物にならないものは、捨てられるしかないのだろう。
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外国企業の上海A株上場
2011-04-29
中国政府が外国の優良企業を上海A株に上場させようと計画しているそうです。理由はこちら。・上海市場の国際化
・中国国内の過剰な投機マネーの矛先
全部で500社と言われていますが、こちらがその銘柄例です。
HSBC Holdings PLC (0005) 銀行
Hutchison (0013) 不動産大手
Bank of East Asia (0023) 銀行
Standard Chartered Bank (2888) 銀行
Petro China (0857) 資源開発
China Mobile Limited (0941) 携帯電話最大手
China National Offshore Oil Corp - CNOOC (0883) 資源開発
China Overseas (0688) 資源開発
China Resources (0291) 資源開発
China Telecom (0728) 固定電話会社
さらにそれ以降は以下のような企業も上場準備をしているもよう。
Unilever
コカコーラ
シェル石油
P&G
トヨタ自動車
すでに香港などの市場で上場している銘柄ばかりなので、我々が敢えて上海Aは株に投資するメリットは、やはり中国国内の人民元マネーが投資される唯一の市場だということ。
そして上海A株に投資できるのはやはり中国国内で口座を開設している中国人のみというのが現状ですので、中国人にお金を預けなければいけないというリスクを考えると、日本人にとってはまだまだ投資先としては現実的でない市場となります。
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今日の一言 ~福島正伸
2011-04-26
本日は株式会社アントレプレナーセンター代表取締役の福島正伸さん(1958~)の言葉です。
「言われたことだけやっているとやらされ感になる。言われた以上のことをやると充実感になる。」
わかりやすいのが、普段の仕事でしょう。起業家は誰に言われることもないので、最初からすべてが自分で決め自分で進めていきます。しかしサラリーマンは雇われている限り、どこかに上司がいてそこからある程度のやらなければいけないことが降りてきます。サラリーマン社長も同じです。株主がいるため、そこからああしろ、こうしろと言われ続けなければいけません。
投資もそう。皆さん、どこかの証券会社や銀行とはお付き合いがあると思いますが、担当者に「これがいいですよ」と言われえてから投資をすると「買わされた」と言うようになる。そのうち、損をするとそれを担当者の責任に
し出すのです(稀に自分から買いたいと言ったにも関わらず担当者の責任にする人もいるが)。勧誘された後、投資家が「YES」と言わなければ証券マンは何もできないわけですから、投資家(顧客)が判断してどこかで「YES」と言ったにも関わらずです。
家事もそうでしょう。旦那に言われてからやっていては、絶対に充実感などありません。むしろ「私だって働いてるのに・・・」「私だって子育てで忙しいのに・・・」と愚痴るようになると思います。
一度、自分から率先してやってみてください。一度やればそれがどれほど良いもので、また楽しい人生になるかわかると思います。
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リーマンショック後の各国通貨
2011-04-25
すでに2年が経過したにも関わらず、いまだ損を抱えたままの日本人個人投資家。そんな中、実は通貨だけであれば、リーマンショック前の水準をすでに抜いているということを確認しておこうと思う。
こちらが各通貨のリーマンショック後の騰落率。
ブラジルレアル:+9.5%
豪ドル:+22.5%
カナダドル:+11%
ノルウェークローネ:+5.5%
逆に下落しているのがこちら。
インドルピー:-5%
ロシアルーブル:-15%
中国人民元:-2.1%
韓国ウォン:-5.3%
香港ドル:-6.4%
上昇している通貨と下落している通貨の何が違うかというと・・・
・利上げ
・資源国
という点である。これはたまたまリーマンショック後これが要因となって動いたわけではなく、経済では普遍の要因となりますので、皆さんも今後は覚えておいてください。
しかしながら上昇率が高いということは同時にリスク(上下のブレ)も高いということ。例えばブラジルレアル。リーマンショック前からブラジルレアル建て債券投信がブームになっていたこともあり、ずいぶんブラジルレアルが買われていました。しかしリーマンショックの反動で多くが売られてしまったため、最も下落率が高くなってしまいました。そしてそこからの上昇率が+50%を超えているということですので、やはりそういった投資商品、ということです。
通貨や株、商品(投信など)などを見ていると、どうしてもその商品ありきの話ばかりになってしまいます。しかしそれは確実に失敗する投資の仕方です。そうではなく、まともな投資というのがこちら。
1)あなたはあなたの人生において投資によって何を達成したいのか?
2)そのためにはどのくらいのリターンが必要なのか?
3)後は今の相場と世界にある金融商品から、どれがあなたにとって最適かが自ずと決まります。
どうですか?あなたは今までできていましたか?証券会社や銀行ではこんなこと誰も聞いてもくれませんから、よっぽど独立した考えを持っている個人投資家しかできていないことでしょう。どうしたらいいか自信のない方は、まずはこちらのリアルタイム診断(無料)をどうぞ。
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今日の一言 ~デイヴィッド・レターマン
2011-04-24
ひょんなところで、一言名言集のようなものをもらったので、毎日一言皆さんと共有していきたいと思います。今日の一言はデイヴィッド・レターマン(1947~ コメディアン)から。
「成功者と言われるようになった転換期は、失敗の理由、うまく思い通りに運べなかった責任を、本人以外に求めなくなった瞬間に始まっている。自らをよくつかみ、献身的な活動を始めた瞬間に、形式を一変させるのである。」
これはとても難しいことだと思います。人生様々な失敗や困難があります。それは現実には自分が起こしたことではないと思えることもありますし、実際に誰かによって起こされた、また今回の震災のように天災から起こった困難かもしれません。
しかしそこでその事象をどのように捉えるかによって、その後の生き方が変わってくるのは明白は事実です。つまりその時に人のせいにするのは簡単です。それが本当にその人のせいなのかどうかはともかく、そんな考え方をしても自分自身のためにならない、ということです。
このレターマンのように成功者になりたいわけではない人は多くいると思います。現に普通に生きているだけでもたくさん小さな困難が起こります。ただその困難があった時、誰しもがそのような困難が続くことは望んでいませんし、なんとかなるならなんとかしたいと思うはずです。そんな時はこの言葉を思い出してください。あなたのまわりに起こる事象はすべては自分自身の「何か」に起因します。
そしてそのような考え方は生きる姿勢に表れ、その姿勢はまわりの誰もが見ていて、その姿勢と同じ姿勢で接してきます。つまり他人のせいにする姿勢に対してはそれなりの姿勢で、自らの中にあると考えられる姿勢には、そのような姿勢で接してもらえるようになります。その後の人生でどちらが自分自身に良い結果をもたらすかまでは説明をしなくてもきっとわかることでしょう。
私もこれだけ色々なことを挑戦してきて、起業をしてビジネスをして色々な人と会ってきているのですから、その分色々な困難に出会います。しかしその度、この言葉と同じことを自分自身に言い聞かせてきました。おかげで私の周りには良くしてくれる人が本当に多いと思います。いつも感謝の連続です。
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