ピクテ・グローバル・インカム株式オープン 通貨選択シリーズ(毎月分配型) ~三菱UFJ投信
2011-07-28
本日ご紹介するのは、『ピクテ・グローバル・インカム株式オープン 通貨選択シリーズ(毎月分配型)』です。これは以前もご紹介した『ピクテグローバルインカム(毎月分配型)』が通貨選択型として新しく設定されたファンドになります。
なんのために通貨選択型にしたのか?これはもう皆さんお分かりだと思いますが、外貨建てで運用することによって、為替ヘッジプレミアムがつくようにし、従来よりもたくさんの金利収入を得ようというものです。金利収入=分配金ではありませんが、これによって従来よりも高い分配金を出すことができるようになります(だからいいという話ではありませんが)。
※為替ヘッジプレミアムについてはこちら
こちらが選択できる通貨。
・円
・ブラジルレアル
・豪ドル
・資源国バスケット通貨(ブラジルレアル、豪ドル、南アランド)
その国の短期金利が高いほど為替ヘッジプレミアムも高いことになります。
ただこれによるデメリットはリスクが高いこと。そう、為替により運用が大きく上下へブレることになります。このファンドが設定されたのは今年の5月11日ですが、本日時点で基準価額がすでに9138円になっています。おかしいのが、それでも分配金を100円出しているということ。つまり基準価額が下がっても毎月分配型と言っている限り分配金を出さねばならず、分配金を出すとさらに基準価額が下がる。こうなるといったいなんのために運用しているのかよくわかりません。

もう毎月分配型がいいという考えも、通貨選択型がいいという考えも、分配金が高ければいいという考えも、どれもおかしいという認識を持っていただけている方が多くなってきたので、良い傾向だと思いますが、まだまだまわりを見るとなにも知らずに投資している人ばかりです。そういった方には善意で教えてあげましょう。
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Plesic ~岐阜
2011-07-26
私はプリンが大好きです。というよりおいしいプリンが大好きですが、おいしくないプリンは一口も食べれません。どんなプリンが好きかというと、なめらかな溶けるようなプリンです。最近はコンビニにもそういったプリンを稀に見かけますが、やはりちゃんとしたパティシエが作ったプリンが最高です。この所浩史さんは以前Pastelにいてあのなめらかプリンを作った方です。
そして今回Plesicという自分自身のお店を出身地である岐阜に作られました。しかもここかなり田舎の方で多少大きな道路をそれでも一本中に入った民家の中にあるので、とてもわかりにくいです。岐阜の人間でもわかりづらいので、遠くからわざわざ買いに来た方はナビを使っても最後は自力で見つけないといけません。

(左が所さん)
これがここのプリン。なめらかプリン同様に最高においしいです。「所プリン」とチョコバージョンがあります。

他にもロールケーキがあるのですが、私が行った午後3時くらいにはすでに完売でした。というかちょうど完売したばかりのところでした。午前中に買いに行くことをオススメします。

実はここ私がオーセンティックなバーで最も好きな名古屋のBARNSのオーナーバーテンダーの平井さんに紹介を受けて行きました。平井さん(彼も岐阜出身)がこのプリンのカラメルのところをお酒で作ってコラボしたらしいのですが、やはりおいしいお店、しかも自分が好きなお店のテイストで紹介されるお店は自分にしっくり来ます。
べつに岐阜だからひいき目で見て言っているのではありません。だったら日本がいいともっと言っているはずです(笑)。田舎にあってもいいものはいい。だから所さんもこのような田舎にこのお歳で自分のお店を建てたのだと思います。
次こそはロールケーキを買ってみせます。
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野村日本産業イノベーション関連株 1108 ~野村證券
2011-07-26
本日は野村證券の新商品『野村日本産業イノベーション関連株 1108』をご紹介します。
このファンドは要は日本株ファンド。100%日本株だけに投資をします。そしてその投資対象銘柄を機械関連に絞っています。ただそれだけです。だから特に分散投資もされていませんし、むしろテーマを絞ることで、一点集中となり、リスク(増えては上下のブレ)は高くなります。
こちらをご覧ください。投資対象セクターですが、ほとんど機会関連です。

私は例によって日本株そのものを推奨しませんので、このファンドも推奨しません。こちらをご覧ください。

世界と日本の機会関連株のチャートです。金融危機前後を表していますが、一目で世界の株価の動きのほうが良いことがわかります。これを見て「日本株が出遅れている」とこのファンドのように言う人もいますが、そう言い続けてリターンを出せていないのが現状です(過去の数字を見る限り)。
それでもこのようなファンドを組成してくるのは、20%だけ上昇すればいいと思っているから。野村證券のこのシリーズは20%上昇すると自動的に早期償還するような仕組みになっています。こちらがイメージ図です。

だから世界株から出遅れていて、あと20%だけ上昇すればいい日本株で組成をしているのです。ギャンブル志向で短期投資の方はどうぞ。
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DIAM グローバル・ハイイールド・ボンド・ファンド・ 通貨選択シリーズ ~みずほ証券
2011-07-25
本日は『DIAM グローバル・ハイイールド・ボンド・ファンド・ 通貨選択シリーズ』をご紹介します。本日からみずほ証券で販売開始したファンドです。
といってももう皆さんこのようなファンドはおなじみですね(笑)。一応ポイントだけおさらいしておくと・・・
1)世界のハイイールド債(格付けがBB以下)へ投資
2)3つの通貨から選択可能
です。他にありません。
まず1)ですが、こちらがハイイールド債の平均金利7.3%と外貨で投資することによる為替ヘッジプレミアムを足した数字になります。
※為替ヘッジプレミアムについてはこちら

そしてこちらが2)の外貨で投資した場合のリスクです。3つの通貨から選択ができます。
・円
・ブラジルレアル
・資源国通貨バスケット
各通貨の対円に対するリスク=リターンがこちらです(対円に対して円通貨はノーリスクということで載っていません)。まずすぐに目がつくのがリスクの高さ。ブラジルレアル、資源国通貨ともに10~20%程度の高いリスクが伴います。しかしリターンはといえば1~2%。

またこれは単なる為替だけのリスクなので、さらにハイイールド債の単価の上下変動リスクが上乗せされます。ハイイールド債の単価の動きというのは、債券よりも株式に連動するため、ざっくり20~30%の年率平均リスクがあります(これはなぜか資料では明記されていません)。つまりこの2つのリスクを足すと、30~50%の年率平均リスクというかなりハイリスク商品のできあがりです。
皆さんなぜか良い方の金利(ブラジルレアル建てだと19.1%、資源国通貨バスケットだと14.5%)しか見ようとしませんが、当然のようにリスクが伴っていて、大きく下がった時にそれに気づくのです。そしてその時にはもう時すでに遅し。塩漬けになるだけです。
よくよく考えて投資をしましょう。
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野村日本割安金融1108 ~野村證券
2011-07-25
本日は野村證券の新商品『野村日本割安金融1108』を紹介します。
といってもこの商品は以前募集をした『野村日本割安低位株投信1101』と『野村グローバル金融株1003』の間の子みたいなもので・・・
・割安株
・日本の金融株
というだけの話です。商品性はまったく同じです。
ここでポイントとなるのが、上記銘柄が上昇するのかどうか?そもそも日本株が上昇しないであろうことはずっと以前からこのブログで書いていますし、なぜ金融株が上昇するか?ですが、この資料を見ても、結局長期で上昇するとはどこにも書いてありませんし、期待ができるとも書いてありません。私もそう思います。ただどこかでリバウンドがあるだろう、ということで、20%上昇したら早期償還するように設定をしているだけのことです。これが東証銀行株指数です。

すでに底を打っているかのように見え、上昇局面があるかも、という話をしています。ただしこの1993年からのチャートだけを取って。さらに長期のチャートを取ると、バブル崩壊後、株価はただただ下げトレンドを示しているように見えるだけです。チャートの魔法です。
この商品もしかりですが、これらのファンドへ投資をしようというのは(日本株への投資も同じですが)、上がると思いそちらへbet(賭ける)だけの投資です。こういうのは投資と言わずギャンブルといいます。もちろんギャンブル好きな人がいることも事実ですから(ハイリスクテイカー)、そういう方を止めようとは思いませんが、本来リスクを取りたいなど思っていない方たちが平気でこういうハイリスク=ハイリターン商品へ投資をしてしまう傾向があります。そう、リスクを知らないからですが。
よくよく自分自身がどのような投資をすべきなのか、どのくらいのリターンが必要で、どのくらいのリスクを取るべきなのかを考えた上で、商品選別をしていきましょう。
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