野村證券劣後債(元利返済免除特約付き) 2021年12月満期
2011-12-10
野村證券が新バーゼル規制への対応のため、1700億円の資金調達を劣後債でするそうです。うち1543億円を個人、157億円を法人から調達します。
劣後債とは、要は債券のこと。社債です。それが仮に野村證券が破綻した場合に通常の債券(普通債)よりも返済順位が低いというものになります。低いということはそれだけ投資家にとってはリスクが高くなるので、その分金利をもらえることになります。
さらに今回の債券には「元利返済免除特約」がついています。これは同社(野村證券)が破綻した場合には元本、金利部分の返済をしませんよ、という風に明記したものになりますので、通常の劣後債よりもさらにリスクが高いことになります。当然、その分金利が高くなります。
よって条件は以下のとおり。
金利:2.24%
満期:2021年12月(9年債)
格付け:A(R&I)、A+(JCR)
野村がリーマンのように潰れないと思う方は投資してもいいですね。ただ格下げにあった時は、債券単価は下がりますので、途中売却の際は元本部分で損失がでることもあります。お気をつけください。
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三井住友銀行 豪ドル建て社債(2014年12月18日満期)
2011-12-09
先日の大和証券の社債発行に続き、今度も三井住友銀行が豪ドル建て社債を発行し資金調達をします。
条件は以下のとおり。
期間:3年(2012年12月18日満期)
利率:4.28%
通貨:豪ドル
格付け:Aa3
募集期間:2011年12月9日~21日(Moody's)
メガバンクなので、銀行が破綻の場合はまた政府が救済してくれると仮定して(笑)、この格付けでこの%であればまあいいというところでしょう。
くどいようですが、為替はリスクではなく資産です。それを理解して投資のスタートラインです。
※為替リスクについてはこちら
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2011年12月FP向けセミナー
2011-12-08
2011年12月4日(日)に東京都内某所にてFP向けセミナーをしてきました。FPの方というのは、FPを専門でやっている方というよりもFPという資格を復職で持っている、という方が多いです。例えば今回ご参加された方では・・・
・会計事務所
・社労事務所
・オフショア投資関連事務所
・会社の事務職
など多様な方がみえていて、それぞれさらに自分自身に足りない知識を補うためにこういったセミナーを都度開催して参加されていました。
彼女たちも皆FPという資格を保有している上に、自分自身でもある程度資産運用をしている方ばかりだと聞いていたので、今回の私の役割は国内の投資と海外の投資との違いを説明すること。そのため内容は以下の2つに絞りました。
1)オフショア投資とは?(一括投資)
2)海外積立投資
要は、まとまった資産があれば1)の一括投資。まとまった資産がなければ2)の積立投資で資産形成をしていく、ということです。
この2つは対象がまったく異なってくるので、自分自身であればたいていどちらか一つで終わってしまいますが、FPの方からすれば顧客にアドバイスをしなければいけない立場。そういう意味では両方必ず必要になってくるノウハウだということになります。
ちなみに現在発売中の『資産運用で損をしたら観るDVD』でいうとDisc2の部分にあたりますので、ご興味のある方はぜひ買って観てください。Disc1は資産運用の基礎について話しています。わかった気になっているけど、見落としていることも多いので、良い勉強ツールになると思いますし、日本の証券会社、銀行で運用している方は皆さん観ていただいたほうがいい内容になっています。

ご覧になりたい方はこちらからお申込みください。
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ノムラ・アジア・コレクション(短期アジア現地通貨建て債券) ~野村證券
2011-12-08
それでは昨日ご紹介した野村證券の新商品『ノムラ・アジア・コレクション』のもう片方のファンド「短期アジア現地通貨建て債券」のご紹介です。
※過去ブログで一度も紹介していないファンドはこちらのブログで。過去1度でも書いたことがあるファンドに関しての最新情報は私の『最新個別ファンド情報有料メルマガ』にてご紹介していきます。
『最新個別ファンド情報有料メルマガ』の詳細はこちら
名前のとおりこのファンドはアジアの債券(短期のものだけ)に投資をしています。ポイントは2つ。金利と格付けです。
まずこちらが格付け。先進国は格下げの嵐ですが、アジア新興国は格上げが続くものと予想されています。

短期金利はこちら。先進国と比べて圧倒的に金利が高いことがわかります。

さらにここの資料にはありませんが、利下げがあるのであれば、なお新興国債券に投資すべきですね。ただその場合は短期のものではなく長期のもの。短期債券に投資をするのであれば、利上げのタイミングで投資をしましょう。
そしてこちらがこのファンドの投資先。分散投資をしています。しかしなぜか金利の高いインドへは投資していません。

最終的な運用参照値がこちら。
最終利回り:4.1%
平均期間:2.0年
平均格付け:BBB
銘柄数:19銘柄
結論としてはアジア通貨MMFということですね。MMFよりコストが高いというくらいです。今後、アジアの国が利上げになるかどうかを考えて投資しましょう。
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4年連続、転職後は収入減
2011-12-08
転職と聞くともうポジティブなイメージを持てるようになったこのご時世。しかし世の中は不景気。日系企業も外資企業も日本では規模縮小。リストラが主流になっている中で、やはり転職者の年収は減っているようです。以下が年代別正社員の年収。
20代:351万円(-6万円)
30代:461万円(-12万円)
40代:608万円(-4万円)
50代:730万円(-27万円)
大きく減少したのは、営業、販売、事務職。やはり手に職がないと難しいということですね。。
うちでもキャリア採用しています。銀行、証券経験者大歓迎です。
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