預金封鎖から身を守るための3手順
2015-02-18
「預金封鎖」って聞いても、近年ではもう5年前から言い続けられてるので(リーマン・ショック前までは一瞬景気が良かったので、その時は後回しにされていた)、多くの方がいまさら?と思っていることでしょう。けれど言われてきたのがSNS(ブログ、Twitter、Facebookなど)上でのこと。これがNHKのような公共の電波を使って特集を組むとだいぶ違うようです(笑)。ということで、2/16にその特集が組まれた反響が私のところまでたくさん来ています。

この番組のとおり現在の対GDP比に対する国の債務残高(借金した額)は当時を超えています。そして過去預金封鎖が行われた(S21.2.16)ように、近々当然のように行われると思います。当時はGHQと政府によって完全に情報統制されていました。今回の地上波を使ってNHKが報道したことは、政府や官僚からすればまたすぐに徹底した処罰の対象になるでしょう。
さて預金封鎖をちょっとだけ説明しておくと、自分が銀行に預けているお金は基本的には国に没収されたと同じ状態となり、通帳に数字はあってもそれをATMから引き出せなくなります。昭和21年当時、世帯主が引き出せたのが300円。その他は100円。当時の大卒給与が540円。なので今の物価水準に合わせると、世帯主が12〜15万円というところでしょう。
なんで国が破綻しそうになると預金封鎖をするかというと・・・皆さんが銀行に預けている「絶対安全」だと思っている預金で銀行が国債を買い、国はその国債(借金)で毎年できもしない保障や景気対策を社会にしているからです。国が破綻というのは、この資金繰りがショートするということ。企業や個人と同じですよね。国が破綻すれば、国債の価値はなくなるか大きく減りますし、そうすれば当然銀行預金の価値もなくなるか大きく下がります。皆さんが「絶対安全」だと思っているのは、この今にも潰れそうな日本国を安全だと言っているということです。見事な国の洗脳の成果です。
これを免れる手がこちら。
1)海外口座を開く
2)日本のどこにも記録が残らないように海外に持っていく
3)資産を全部日本円(JPY)以外の外貨にしておく
1)海外口座についてはこちらをご参照ください。預金封鎖や日本の国家破綻から自分の資産を守るためなら、とりあえずどんな口座でも大丈夫です。
※『海外口座開設入門書(マニュアル)』はこちら(無料)
2)そこへ海外送金したら、日銀を通して全部国や税務署に把握されています。もちろん今年から確定申告をした5000万円以上の海外資産調書も全部把握されています。これは預金封鎖の時のためのデータです。金融庁などを通じて必死にそこらの業者からデータ収集をしているのもこのためです。彼ら(公務員)は自分たちの雇い主(国)が潰れるのが一番困るのです。といっても潰れても国民から資産税という形で勝手に徴収すれば、自分たちの給与はまた変わらずもらえることになりますが(そしてこの法律を勝手に作れるのも彼ら)。ということで、預金封鎖を回避したいのであれば、資金は手で持って行くなりしてください。そのうち国内に入る時のみでなく、海外へ出る時の手荷物検査も厳しくなることでしょう。皆1000万円とかキャッシュで持って行ったら、そこで止めるか申告させます。
※なおこれは「預金封鎖」を回避したい人ための手順を説明しているだけであり、100万円以上の持ち出し申告をしないことを推奨しているわけではありません。日本の銀行に預けておくのも、海外に資産を持っていくのも全部自己責任でお願いします(と書いておかないと今度は国が人→私のせいにするので)。
3)最後に資産を海外に移したら、全部外貨にしておいてください。といってもブラジルレアルやロシアルーブルのような、また潰れそうな通貨にしても意味がないので(笑)、USD、GBP、CHFなどの通貨にしておきましょう。JPY(日本円)は一切持たなくていいです。潰れたらもすが、潰れる前からどんどん円安が進行していくことでしょう。
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厚生年金基金、290基金が解散予定 9割積み立て不足
2015-02-16
「自分の年金ってもらえると思いますか?」この答えは年代によって全然異なるでしょう。
→70代「自分たちの権利だからもらえないと困る。自民党頑張って。」
→60代「ずっともらえると思わないけど、もらえなきゃ困る。後の世代は・・・自分たちで考えて。」
→50代「なんとか踏ん張ってもらえないかなぁ。けど万が一に備えて今から自分でも貯めておこう。」
→40代「もらえないでしょ。けど今まで結構かけてきたから最低限だけかけておきます。」
→30代「上の世代で年金残高の取り合い。できるだけそことは切り離して自分の分は自分で用意しておこう。」
→20代「年金って何?なんでもらえるの?」
年金も会社員と自営業者で入っているところが違います。会社員は厚生年金。自営業者は国民年金ですね。
今回問題になったのは厚生年金の方。要は日本の名だたる大企業が入ってる年金。これが長引く低金利(もうかれこれ20年くらい)によって、そもそも出すと約束していた年金を無理に捻出しないといけないため、運用で補えないくらいの年金を上の年代の方たちに払ってきてしまったのです。それによって次の世代に同額を払い続けるのは無理になったので、もう基金自体を止めたい(責任を持って運用してられない)となったのです。まぁ、そもそも出せるわけない高いパフォーマンス固定金利のように保証していたのが年金ですから、無理な話ですよね。
これにより483基金の6割にあたる290基金が解散を予定し、その9割にあたる261基金が積立不足になっていることがわかりました。これによる対象者は306万人にもなります。なお残り4割の基金は解散を予定していないだけで、積立不足でないかは定かではありません。
そして積立不足のまま解散したら、当然もう運用放棄するわけですから、ファンド会社と同じでその時の時価で損失が確定されます。年金であれば積立不足は不足のまま306万人の年金は数百万円単位で減額となります。
社会に帰属する限り、このようなリスクは多かれ少なかれあります。しかしそのリスクは世代(残りの余生)によって大きく異なってきます。「平等」というのが現代社会の基板にあると思いますが(特に日本は)、実際は本当の平等なんて存在しません。そしてそれを平等に是正することもできません。
平等でないなら平等でないで、自分を他者よりも優位な状態にすればいいのです。それをしないのは自分のせい。他人のせいにはできません。年金が減額されたら文句を言うでしょう。けれどその間、あなたは何をしてきましたか?できることをしてきましたか?できることがわからなければ自分で探してきましたか?
我々からすれば「できることがある」ということは明らかな事実として知っています。それを探しに来た人たちをシンドラーのリストのように正しい世界へ導いているのですが、迫害されて家の地下に隠れている人たちは、ナチに見つからないように静かに暮すのみです。
年金問題はまだ芽がが出てきたくらい。確実に根っこは腐っています。自分で自分の将来は準備しておきましょう。
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人生の転機(チャンス)は3回???
2015-02-13
週末ここ香港に遊びに来ていた友人が言っていたのが、人生には3回転機(チャンス)があるとのこと。そして今自分はその最後の1回?に来ているとのこと。ふと自分にとっての転機ってなんだったんだろう?と過去を振り買ってみると、この辺りかな、と。
2002年:中国留学
2009年:起業
2013年:海外移住
2014年野村證券入社は正直大変なことなんて少なかった。業界1位という恵まれた環境で与えられるものばかりで綺麗なオフィスで日本人ばかりの環境でぬくぬくと営業できた。日本人と日本語でコミュニケーションして数字を出すのもそれほど難しくもなかった。
上に書いた3つは、全部自分で考えリスクを取って、自分のお金で投資したもの。その甲斐あって自分は大きく成長できたしチャンスを掴んだと思う。
あれ、、既に3つ終わってる(笑)?
いやいや僕は人の3倍は生きるつもりだから、まだまだあと6回あるということ。周期は15年で3回だから、あと30年(65歳)で6回か。たぶん現実的な数字だろうな(笑)。それをできるだけのものが世界にはまだまだ転がってると思う。
既に見えているものだけで2つ?どんどん新しいものが飛び込んできて人生楽しいな。
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プロ投資家の投資の仕方
2015-02-12
金融業界では個人の投資家を「プロ投資家」とそうでない投資家でわけます。「プロ投資家」というのは最低額も高いし(数百万円、1000万円、1億など)、ヘッジファンド、オルタナティブなどのようなプロ向けの金融商品へ投資をする権利がもらえます。通常だとこの辺りは個人投資家よりも機関投資家(国富ファンド、年金基金や大学基金など)が投資するところですが、そのようなファンドへ投資ができるということですね。
日本でもそれっぽい分け方をしますが、実質日本の個人は皆「その他の投資家」とみなされ、株や債券、不動産などをただ寄せ集めただけの投資信託(ミューチュアル・ファンド)へ投資をすることになります。これは日本の個人投資家に問題があるというよりも、投資の教育をしない環境(意図的かも知れませんが)や、世界のプロ投資家がする投資を知らされない日本の証券マン(銀行員は論外)、そもそもなんでも「愚民であればいいんだよ」という官僚の洗脳政策の方に問題があると思われます。原因はともかくこうして日本の投資家は世界レベルでいうと「その他の投資家」であり、「その他のファンドマネージャー」や「その他の規制」によって投資機会が損なわれています。
さてそんな中でも自力で抜けだして来る人達がいます。それが弊社(K2)のクライアント。サラリーマンもいれば主婦もいて、ドクターもいますが、やはり一番多いのが経営者。皆さん共通して言えますが、経営者は特にアンテナが高く、国際思考で、事業をしている分リスクをよく理解している。そしてお金を持っているので、「プロ投資家」になりえるのです。ないのといえば英語力くらいでしょうか(笑)。
そんなプロ投資家が投資する先が我々が紹介しているオフショアファンド(ヘッジファンド、オルタナティブ)ですが、こういうファンド投資以外にも事業投資の延長でベンチャー投資をすることもあります。要はIPOを狙った投資ということですね。
※『オフショア投資入門書(マニュアル)』はこちら(無料)
これはまったくもって個人投資家向けではないので、私が弊社(K2)のクライアントに対して投資をしようというアドバイスをすることは一生ないと思いますが、私や弊社自身はベンチャー投資をおいおいしていこうと思っています。
そのために私も昨年シリコンバレーに住んでいたのですが、上場前、もしくは上場した後でも株を保有してグロース投資をするということですね。第2のテスラ、UBER、Airbnbを見つけようということです。
例えばテスラであれば、上場前にベンチャー投資をしているのがGoogleなど。その後、トヨタも出資。上場(IPO)が2010年。その頃20ドルくらいだった株価は既に200ドルを超えています。10倍ですね。実際には2013年にモデルSが売れていることがわかった頃から株価が急上昇しているので、そこから1年半で10倍以上になった(最高値279ドル)のです。

もし20ドルで1000万円だけ買っていれば、今でも1億円。同社CEOのイーロン・マスクが2025年にAppleの現在の時価総額(7000億ドル)に並ぶと言っているようになれば、もっともっと大きな資産となります。分割とかあるので計算できないですが、上場前に仮に1株1ドルで1000万円投資していたとすれば、現在20億円です。
事業をわからない個人投資家にこんなことは勧められませんが、これがプロ投資家の投資でしょう。とはいえ、これは結果論で言っていることです。ベンチャー投資は5年で10社に1社が残ればいいというようなものなので、これまた分散して投資しなければいけないことです。けれどやはりそれをするのが本当のプロ投資家でしょう。
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HSBC香港の口座開設近況
2015-02-11
今、香港にいます。そして先週末から友人がこっちに来ていたので、HSBC香港口座の口座開設に付き合ってきました。が、口座開設できませんでした。。しょうがなくハンセン銀行で口座開設をしてきたのですが、それまでにHSBC4支店へ行ってきた問答をこちらにまとめておきます。<1店舗目>
本人英語があまり話せずしかもオドオド。
HSBC本店で女性担当者が付き(これはランダム)、最初から全然開設させる気配ナシ。
「なんで口座開設をしたいの?」
→投資をしたい
「何に投資をしたいの?」
→株
「どんな種類の株に投資したいの?」
→え、、どんな種類の株???
「あなたは英語が話せないから、口座開設できません。」
問答を見ていただいてわかるように、株の種類を聞く意味なんてまったくありません。金融株?香港株?なんと答えさせたかったのでしょう。最初から口座開設などさせる気がない感じでした。
<2店舗目>
以前、HSBC Advanceの口座を持っていて、それが自動閉鎖になってしまっていたので、今度はこれを再開させるという話で持っていくことに。
「なんで口座開設をしたいの?」
→前の口座が勝手に閉鎖されてしまったみたいだから、もう一回開設して。給与を受け取るため。
「どんな会社?」
→HSBC香港にもある口座がある会社の名刺を見せて、ここから受け取るから。
「会社との契約書はある?」
→そんなもん当然ないよ。
「契約書がなければ開けられません。」
口座開設に雇用証明や契約書を見せろなんてありません。まして英語での契約書が必要。そんなもの持ち歩いているわけもありません。だから最初から給与の受取とか言ってはダメみたいです。次からは全部「投資」名目でいきましょう。
<3店舗目>
今度はHBSC Advance再開の流れそのままで、動機を「投資」に変更。
「なんで口座開設をしたいの?」
→投資をするため。
「いくらくらい送金するの?」
→200万円くらい
「じゃあ現在の残高証明を見せて。英語で」
→そんなもんわざわざ持ち歩いてるわけだろ。
「証明できなければ口座開設できません。」
200万円振り込まれなければ、また閉鎖すればいいのに、200万円程度のお金の証明が必要みたいです。
<4店舗目>
今持ってる証明書はパスポート(ID証明)と国際免許証(住所証明)だけなので、同じこと言われたらもうアウトだけど、試しに行ってみる。
「なんで口座開設したいの?」
→投資。
「HSBC Advance持ってたようだけど、閉鎖したんじゃないの?」
→いやいや、使おうと思ったらそっちが勝手に閉鎖してたんじゃ。
「あなたは口座開設できません。」
もう全く口座開設する気がありません。並行して、HSBC行員に裏から話を聞いてみると、どうも先週口座開設のルールが厳しくなり、英語か中国語が話せなければ口座開設をしてはいけないとのこと。もし開設後にTelがあり、その時に話せなければ担当銀行員がクビになるとのこと。ということで超保守的になったわけですが、私の感覚ではHSBC香港の行員の英語の方がひどい。。そしてコミュニケーション能力も低い。まさにルール通りにすることしか教育されない香港人のまま。
ということで、現在はHSBC香港の口座開設はほぼできないと思ってください。英語か中国語に自信のある方はチャレンジしてもいいけれど、証明書は後出しジャンケンで要求されるのでどうしようもないでしょう。せっかく香港に来て、無駄な時間を使って、つまんない行員と会話をして嫌な気持ちになってもらうのも申し訳ないので、HSBCの口座開設をしたい方は、しばらく先にしてください。噂では旧正月(2/18)が終わったら緩和されるとのこと。けれど実際のところはチャレンジしてみてなんぼです。
とはいえハンセン銀行など他の銀行は普通に開けられます。HSBC香港が絶対ではないので、日本の銀行以外であればなんでもいいよ、という方はいつでもOKです。どこでも日本の銀行に金融資産を置いておくリスクは避けられますからね(笑)。
これ僕が書いてる『海外口座開設入門書(マニュアル)』です。まだ読んでいない方はどうぞ(無料)。
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