ベストな方法は常に変わる
2020-06-29
私ももう40歳になりました。社会人になってからは16年。会社を作ってからは11年。海外に住みだしてからは7年です。その間に何度も大統領は変わったし、IT技術は進み、シェアリングエコノミーもでき、我々も何度かオフィスを変えました。一緒に働いてくれるメンバーも各地に増え、金融出身者だけでなく、色んなバックグラウンドを持った人が入ってくれ、活躍してくれています。何が言いたいかって言うと、時代も時間もどんどん進んでいきます。これまでベストだった方法は、その時点でベストだったかもしれないけど、今のベストだとは限らないんです。というかほぼ確実にもうベストな方法は別にあると言えます。けれどあの時も今も同じ方法を繰り返したりしてませんか?一度の成功で自信を持ったのか、それ以外を試さなくなってしまったのか、ずっと続けたりしていませんか?
一方で継続が力というのも事実です。むしろ何事も継続をしなければ成功なんてありません。けれどその継続をすることそのものが本当にそれでいいのか?他にもっと良い方法はないんだろうか?一つのことをするのではなく、いくつかの方法を同時にした方がいいのではないか?などチャレンジは続けないといけません。
これ人間関係にも言えて、今付き合っている人間関係がベストだと思ってませんか?良い関係をわざわざ壊す必要もありませんが、人生の時間は限られています。人生真剣に生きていれば、自分の限られた時間を何に使うか?誰と共有するか?はとても大事な選択になってきます。自分一人で研鑽する時間も必要です。でなければ上記のような別の方法を見つける頭になりません。だから自分一人の時間とその誰かといる時間、どちらの方が大事なのかもよく考えないといけません。他のベストな方法を見つけたり、チャレンジしたりしている中にもまたあなたにとって大事な人が見つかることでしょう。
「友達」が本当に友達なのか考えてみてください。SNSの友達(friend)は本当の友達なんかじゃないことは皆さん理解していると思いますが、今周りにいるリアルな友達だと思っている人達についても考えてみてください。そもそも友達っていう定義から考え直してみるといいでしょう。そこがずっと変わっていないのであれば、なぜ変わらないのか?の答えを探すといいでしょう。それはベストなものを探した結果の答えですか?
何度も世界中の色んな都市へ来ていますが、毎度ベストなものは変わってきます。それは社会の変化、時代の流れ、競争、私自身の環境、その時誰といるかにもよりますが、最も良い滞在先も違えば、モバイルキャリアも違えば、交通手段も違う、ベストなすごし方も訪れる先も変わってきます。同じというのは安心感になりますが、同じでいいということを疑ってください。安心感に安住しないでください。
私も一生かけて、その時のベストな方法を探し続けます。
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成長するための海外旅行の心得
2020-06-25
コロナで世界中移動しづらくなっているので、海外旅行と言ってもピンと来ないかもしれませんが、私は3ヶ月の日本滞在の後に2年ぶりにロンドンへ来ていて、やはり海外へ来ることの必要性(あわせて日本に長くいることの危険性)を感じているところです。そこで今回は私が自分が成長するために海外へ来ている際に心がけていることをここにまとめておきたいと思います(といっても私の場合日本にはもう住んでないし、帰る気もありませんが)。1)食料は現地調達
2)その地のものを飲む、食べる
3)外食もするが、スーパーも活用
4)キッチン、洗濯機付などホテルではなく住むことができる家を選択する
5)仕事のリズム、システムは世界中どこにいてもグローバルスタンダードで
6)何度も戻ってくるホームと新しくチャレンジする場所を両方持ち続ける
7)フライト、宿泊先、交通手段などすべて自分でアレンジする
8)日本人とつるまない、現地の人とコミュニケーションする
そうすることで、自然と世界が近くなり、どこでも鍛錬する習慣が生まれ、どこでも生きていけるようになります。もちろん新しい発見がたくさんあり、人生もビジネスも更に拡大し豊かになっていきます。これまでの見ていた世界が狭く、偏見に満ちており、与えられた選択肢の中から選んだだけにすぎなかったことに気づきます。
ある地方に住むふざけた母親が自分の子供には東京を見せたくないと言っていました。広い世界を知って、自分の元から離れてもらっては困るとのことでした。あるふざけた金持ちの老夫婦は、生涯代々受け継がれた資産を継ぐだけだから、孫には頑張ることを教えなくていい、したいことを我慢なんてさせないで、なんでもわがまま放題させろと言っていました。余計な知恵を持って、継がないと言い出しても困るし、変なことに手を出して資産を減らされても困るとのことでした。
子供に、孫にそんな酷な人生を強いている人もいるくらいですが、自分自身の人生にも自然とそうして蓋をしていませんか?知ることはストレスですし、真実と向き合うことにはパワーがいります。けれど一度できてしまえば、それが当たり前になります。海外旅行へ行ってその先を見てみましょう。
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システムを作れなきゃずっと営業マン
2020-06-17
先日元野村證券出身者達との交流会があり、久々元営業マン集団と話をしてきました。今は30代となり、みんなそれぞれのことをしていますが、営業マンについて考えることがありました。私も元々ローラー外交(歩いて、もしくは自転車でまわって一軒一軒全部顔を出す新規開拓)をしていた人間ですが、あれは新入社員で20代だったからできたことであって、今それをしようとは思いません。それは大変だからって話ではなく、「非効率」だからです。今はwebマーケティングで効率よく集客できているので、ある意味苦労はしていませんが、このシステムを作ることに価値がありました。一度システムを作ってしまえば、私が営業マンとして働かなくても、誰かに書いてもらって動かしていくだけでいいんです。
システムというのは大手が使っているような古びたシステム(野村ならハングリーな営業マンを雇って、野村文化をインプットし、全国で富裕層に当たらせる)もあれば、我々がしているような新しいシステムもあります。そしてそのシステムも完璧ではありませんし、常に世の中の流れの先をいかないといけません(今だとYoutube、インスタなど)。
営業という意味でも自分でできるのは当たり前。その自分ができたことをシステム化し、誰でもできるようにして育成するからこそ、自分の価値を2次元、3次元的に高めることができます。でなければ、永遠に自分の時間の切り売りでしかありません。自分価値=収入ですから、収入が頭打ちになるんです。そのロードマップからブレイクスルーするためのものが「システム化」なんです。システムを作れる人間は会社でも役職も上がり、最後は役員、社長になります。社会で新しいシステムを作れると思ったら、起業という流れにもなるかもしれませんね。
営業が好きだからしてるって方もいるのでそれはそれですが、もっと違うキャリアアップを目指すのであれば、よくよく考え直しましょう。なお好きなことをやる、飽きたから違うことをやるというのは、むしろキャリアアップではマイナスに働くので、キャリアアップしなくていいって言い切れる人だけしましょうね。
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7並べは自滅させるゲーム
2020-06-08
トランプカードの7並べってやったことありるよね?7を4枚並べて、その前後順番にカードを出していくゲーム。至ってシンプルなカードゲームで子供でもやれます。で、昨日それをやっていたら、このゲームの趣旨をわかっていない人が意外に多い?ことに気づいたので、ゲームの仕方をまとめておきます。基本ルールは上述の通りなんだけど、ゲームの目的は勝つこと。はい、勝ち残ることです。7並べは自分が次出せるカードがなかったら「パス」と言います。色んなローカルルールがあると思うけど、3回パスを言ったら負け、というのがミソ。つまり2回まではパスと言っていいということ。
まずカードが配られたらカード見て、数順に並べます。そして次出していいカードと出さないカードとに分けます。
出していいカード:出したカードの先も自分が持っているので、相手に次のカードを出されることのないカード
出さないカード:自分が出したら相手も出せるだけで、自分はその先持っていないカード
出していいカードだけに絞ってそれを順に全部出します。その後、相手がどこかしらのカードを置いているはずなので、もう一度出さないカードの中から、出していいカードを選別していきます。そしてそれを繰り返す。
もし出していいカードがなくなってしまった場合は、遠慮なくパスを2回まで使います。はい、基本ルールでは出せるカードがあっても、敢えて出さないことをギリギリまで続けるんです。そうしてゲーム参加者の中で出せるカードがなくなった人がパス3回を言って自滅するのを待ちます。つまりゲーム参加者が皆パスを3回言って終了する頃には、自分は出せるカードをたくさん抱えた状態で勝ちです。ルーザーは大量のカードを抱えたまま負けを宣言します。
まとめると7並べは気ままに自分が出せるカードを出していくゲームではありません。呑気にただ配られたカードから自分が与えられた順に自分が出せるものを出すだけって、なんかそういう人生してるなって人多いですよねw生まれたところの近くの学校へ通って、塾へ行って、偏差値で評価した大学へ行って、みんなで一緒に就職活動して、リクルートスーツ着て入社式。会社何年目で転職して、適齢になったから結婚して子供生んで、35年住宅ロローン組んで家買って、定年になって新しい趣味見つけて孫の面倒見ながら老後をすごす。
けれど7並べで勝つ人は、まず自分の持っているカードと相手が持っているカードをできるだけ把握し、適切なタイミングで適切な場所へカードを使う。時には使わないという選択をし、時にはジョーカーを使う(スキップする)。これを効率よく、間違えないで行った結果、ゲームに勝つ。それでも決して必勝ということはなく、あくまで可能性が上がるだけ。最初に引いたカード悪い時もあるし、良い時もある。けれど与えられたカードでベストを尽くす。運や流れ任せにはせず、自分で流れを作り、運を掴み取る。
子供でも誰でもやれるゲームの中にも人生論が詰まってるもんだなって気付かされました。
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