原点回帰と変革の経営 ~ソフトブレーンセミナーより
先日ソフトブレーン主催のセミナーに参加してきました。
ソフトブレーンという会社はシステム開発とそれに伴った経営コンサルの会社です。創業者の宋文州さんは『やっぱり変だよ日本の営業という本を出していて、私も以前野村證券で営業をしている時に参考にさせていただきました。営業をしている方はぜひ読んで欲しい1冊です。今ならamazonの中古で1円で買えます。
![]() | やっぱり変だよ日本の営業―競争力回復への提案 (2002/04) 宋 文洲 商品詳細を見る |
中身をざっくりとだけ書くと、日本の営業はGNP(ギリ、人情、プレゼント)の世界で泥臭い営業を強いられており、現代ではそのような営業手法が非効率的であり、顧客満足も引き出せないということを説いています。つまりもっと効率的に、的確に顧客満足度を得られる営業の仕方(まあ営業マン単位というより、そういう仕組が必要ですよ、ということですが)を推奨しています。私も野村の時、営業は人と人との付き合いなので、自分という人間を売りに行くものだ、とも思っていましたが、宋さんの書かれていることも取り入れたら、とても効率がよくなりました。
今回セミナーに参加した理由は、宋さんではなくタリーズ・ジャパン創業者の松田公太さんの話を直に聞きたかったからです。松田さんは当時日本にどこのスペシャリティーコーヒーのお店が来ていない頃、アメリカのシアトルで飲んだタリーズコーヒーに魅せられて、それを日本に定着させた方です。残念ながら同じくしてスターバックスが来日して、資本力で勝るスタバが先に大きくなりましたが、松田さんの先見性と行動力は素晴らしいものがあります。
![]() | 仕事は5年でやめなさい。 (2008/05/23) 松田 公太 商品詳細を見る |
こういった不景気だから、原点回帰と変革が必要だという話ですが、実際銀座にタリーズ1号店を立ち上げた時も、色々なマーケティングの施策をされてきたそうです。例えば、スタバとの差別化として、ストローの色をグリーンに変えた(今はこれがどの店でもスタンダードになっている)ということや、お客様が来店した時に「いらっしゃいませ」ではなく「こんにちは」と声を掛けること、スタバなどは業態をチェーン化するために、エスプレッソマシーンを全てオートメーション化したが、タリーズは手作りのおいしさを保つために、ずっとマニュアルでやっているということ(これによって、高級コーヒーとして、マックの100円コーヒーなどとの差別化ができる)。
私は金融のリテールはしたことがありますが、小売という仕事はバイトでしかしたことがないので、色々なアイデアが溢れでてくることに刺激を受けました。マーケティングとは面白いものです。松田さんは今はタリーズの代表権を渡し、シンガポールでハワイの飲食店を始められたそうです。香港や中国でもなく、シンガポールを選んだあたりも、松田さんの目が利いているのでしょうか。これからもご活躍を楽しみにしています。
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2009/12/17 10:56 | ビジネス関連 | COMMENT(0) | TRACKBACK(1) TOP










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