再保険料率上げ
2011-03-28
今回の東日本大震災により、地震保険など保険料の見直しが行われることになった。
保険は皆さん何かしら入られている、もしくは入っていたことが多いと思いますが、要はリスクが高ければ保険料が高くなり、リスクが低ければ保険料が安くなる。また保険金の額(保険をかける対象資産)が高ければ高いほど、保険料が高くなります。国債の格付けと金利の関係と同じですね。
つまり今回日本で大きな地震が起こったことで、日本、ひいてはアジア全体に地震が起こる危険性(リスク)が高くなったということで、アジア全域の保険料が高くなるのです。
今回の引き上げ幅は日本で約5%、アジア全域で約10~20%上がります。日本よりもアジアの方が上昇幅が高いのは、それだけ耐震補強をしていないという判断です。業界全体では約1500億円くらいの負担増になるということです。
自動車保険、生命保険など入られているとわかると思いますが、逆に何も起こらなければ、年々保険料は下がっていきます。信用ができてくるからですね。つまり一度上がる保険料もまたしばらく地震など起こらなければ下がるということです。
今回のような災害が起こると、地震保険含め「いざという時のための備え」が必要だと実感すると思います。水や食料などの備蓄もですが、残された家族のため、また家や車がなくなってしまった時のための備えというのはやはり必要なのです。もちろん備えてばかりでは人生楽しめないですし、何もできないのですが、備えがあるからこそめいっぱい人生を謳歌できるというものですね。
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