寄付の税額控除
2011-05-08
今回の東日本大震災に際し、私も含め寄付をしている人は多いと思う。日本赤十字社に集まった義援金の合計は1800億円。こういう寄付をすることは、自分自身の税額控除をし、支払う税金を減らすということもできる。
まず寄付には3種類ある。
1)義援金(日本赤十字社など→被災者に現金支給)
2)市町村に寄付(ふるさと納税など→被災者に現金支給or復興事業に使う)
3)支援金(被災者を直接支援する事業にお金を出す)
1)と2)の場合、確定申告をすることによって以下の控除を受けられる。
(単位:万円)
500万円 700万円 1000万円(年収)
1万円 0.53 0.56 0.56
5万円 3.37 4.56 4.56
10万円 4.37 6.73 9.04
(寄付額)
そして3)の場合、こちら・・・
500万円 700万円 1000万円
1万円 0.37 0.37 0.37
5万円 2.37 2.37 2.37
10万円 4.45 4.87 4.87
(寄付額)
つまり年収と金額にもよるが基本的には1)、2)の方が税控除額が大きい。
ただいずれにせよ確定申告と寄付を証明する書類(領収書など)が必要になるため、街角募金は一切対象にならない。
こういった募金は上記のとおり、直接被災者に関わるところへ使われるお金。税金は公務員の給与になったり、国債の金利払いに使われたり、必要かどうかもわからない公共投資に使われたりするお金。眼に見えるところへ使われることを希望される方(だから募金をしているのだとは思いますが)は、国、地方へ払う税金を減らすためにちゃんと確定申告をして税額控除を受けましょう。
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