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株主優待に対する考え方

2011-06-21
投資をあまりしたことがない方、もしくは日本株が資産だと勘違いしている方は、株主優待ありきで投資先(日本株の銘柄)を決めようとします。

株主優待というのは、株主に対して自社製品、サービスに対し優待をしてくれるため、ロイヤリティが出て株式を長期保有してもらえるだけでなく、良い消費者を増やしていくという働きになります。

人気の株主優待は以下のとおり。

JAL/ANA:航空券優待
KAGOME:自社製品セット
オリエンタルランド:ディズニーチケット


などさらに例を挙げればたくさんありますが、一貫して言えることが、株主優待などただのおまけです。ビックリマンチョコで言えばシールの部分。私もそうですが、シールを手に入れたら、チョコの部分は捨てているようなものです(このチョコが全然美味しくなかった)。子どもがチョコを捨てるならまだしも、大の大人が自分や家族の大事な金融資産で投資をして、シール(株主優待)だけ取って、チョコ(株価)を取らないのは本末転倒です。

私は常々、今の相場環境、また今後の成長性から考えても日本株には投資しないように言っています。これは2006年頃から言い続けていますので(当時は野村證券で一営業マンでした)、私が言っていたことは現実のものとなっていますし、私のクライアントは日本株で損をすることはなく、新興国株やヘッジファンド、金でたくさんの利益を出してもらっています。

日本株が上昇しない理由はこちら

そう、そんな日本株に投資をすれば、大事な元本部分(株価)は普通に下がります。株主優待が市場価値でいくらかは銘柄にもよりますが、そんなものたかがしれています。今は株価が下がっていますから、株主優待の市場価値を今の株価で割ってみると4%くらいあるものもあるでしょう。しかしその程度は一日で下がってしまいます。

東電を資産株として長年持ってきた方(60歳以上の方が多いでしょう)は、それでもまだ資産株と言えますか?配当目当てで持っていれば元が取れると思っていますか?東電はすでにジャンクボンド(投機的債券)です。いつ破綻(デフォルト)してもおかしくありません。デフォルトすれば当然株券はただの紙切れ。資産どころか、ただの「記念」となり、思い出話にしかなりません。当然、思い出話では家族は食べていけません。

これは株主優待に限らず、東電のような株の配当、皆さんが大好きな毎月分配型の分配金にもまったく同じことが言えます。どうしてファンドの基準価格が2/3になって、さらにまだまだ下がっていこうとしているのに、それでもなお「分配金が出ているから」と言えるのでしょう。もう分配金が自分自身の資産を取り崩しているだけの仕組みにすぎず、何の意味もないことはそこら中で言っています。情報操作されているマスコミ(TVなど)でさえ、すでに堂々と指摘していることです。それでもなお分配金は人生を潤してくれるものだと信じている。ここまで来るともう宗教と変わりません(笑)。

分配金についてはこちら

投資先を決める時には、デパートで好きな服を買う感覚と同じにしてはいけません。商品など正直どうでもいいです。あなた自身に合う、また今後の相場環境に合う金融商品を選んでください。




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