FC2ブログ

「ワンピース世代」の反乱、「ガンダム世代」の憂鬱

2011-06-29
注:ワンピースとガンダムが好きだという人しかなかなか理解出来ないないようかもしれません。



「ワンピース世代」の反乱、「ガンダム世代」の憂鬱という本を読みました。


「ワンピース世代」の反乱、「ガンダム世代」の憂鬱「ワンピース世代」の反乱、「ガンダム世代」の憂鬱
(2011/06/07)
鈴木貴博

商品詳細を見る


ワンピースという漫画とガンダムというアニメを見たことがない人にはちょっと難しい本かもしれませんが、私のようにどちらも好きな人間にはとても理解しやすい話になっています。またどちらかを知っているがどちらかは見たことがない(世代間格差があるという話なので、このパターンが多いと思います)という方は、この本をきっかけにもう片方のアニメを見てもらえるときっと違う世代の考えを理解する良いツールになるとも思います。

この本の中ではワンピース世代と定義付けている20代前半~30代前半ガンダム世代と定義付けている40代の世代間格差(ジェネレーションギャップ)を研究しています。

ここで簡単にご紹介しておくと、ワンピース世代というのは、自分たちの価値観で物事を考え(麦わらの一味など)、決して社会が良いものではないという認識(世界政府)、家族や会社の上司にも悪い人間はいくらでもいる(海軍など)という前提の元に、自分が見つけた仲間だけが本当に信じられる存在、という世代である。組織に属することは重要ではなく、自分らしい生き方をすることが唯一の大事な点だというワンピース世代は、会社に入っても最初から3年で辞めることが当然だと思っている。本では「ヨコ型」と表している。

逆にガンダム世代というのは、社会や組織に矛盾は当然のように存在はするが(地球連邦軍など)、その中で我慢をしながら生き、組織の中で力を発揮していく(アムロやブライト)という世代である。会社では今中間管理職になっていて、成長しない会社と昇給しない給与にもある程度諦めが入っているが、それでも会社に尽くすのが美学であり、ワンピース世代ほど自由に行動することができない。本の中では「タテ型」と呼んでいる。

団塊の世代とガンダム世代に格差があり、うまくいかなかったように、この2つの世代にもどうすることができない格差がある。そのくだりがこちら。

ある会社に・・・

・バリバリ働きとても優秀なイシイ君というワンピース世代の新入社員
・20年前はトップセールスマンだったサイトウさんというガンダム世代の管理職


がいる。イシイ君は上司であるサイトウさんがこうしろというやり方を無視するわけではないが、明らかに古いやり方でどう考えても今の社会でこれが結果につながるとは思えないため、自分独自の考え方で良い成績を残す。

管理職であるサイトウさんは、イシイ君が良い成績を残してくれたおかげで、上からも本社からも賛美が送られる。しかし同じ課で働いている社員は誰のおかげで課の目標が達成でき、誰のやり方が本当は正しいのか(もちろんイシイ君)をうすうすわかってはいるが皆声に出さない。そのうすうすの空気に気づきながらもプライドの高いサイトウさんはイシイ君が気に入らなくてしょうがない。そのうち、皆の前でイシイ君に対し叱咤激励をし、イシイ君は当初の考えのとおり3年で社を辞めていく。

イシイ君を追い出せて自分のテリトリーを再度確保したサイトウさんだが、課の業績は上がるどころか下がる一方。古いやり方をひたすらしていくだけなのだから当然である。会社にとってどちらが良かったのかというと明白。誰が考えても当然イシイ君という育てようと思っても育てることなどできない優秀な人材を他社に取り逃がしてしまったことが社にとって最も大きなマイナスである。

実はこれは柔道界の石井慧さんと斎藤監督のことを書いているのだが、北京オリンピックで金メダルを取った石井選手は柔道を辞め、総合格闘技の道へ転身する。これは斎藤監督や日本柔道界との確執からだというのだが、その後アメリカの永住権を獲得し、アメリカで柔道を改めて開始。2016年のリオ五輪を目指して頑張っているという。日本にとって大きなマイナスとなったことは明らかだろう。

これはあくまで一例だが、このような状況は日本国内の企業で簡単にみられる光景ではないだろうか。かくいう私も同じだった。そう、イシイ君だった。といっても本当のイシイ君のことはよく知らないのだが、彼が完全なるワンピース世代だとすると、私はワンピース世代でもあるが、ガンダムを見て育ってきた人間でもある(高校の時にZガンダムの再放送を観てから、全シリーズ巻き戻って観た)。だからアムロやカミーユ、ブライトの組織の中で我慢をしながらも、自分の役割を探し、それを果たすという感覚も理解できる。しかしその都度自分の成すべきことをまっとうしようとしたシャアも理解できる立場である。だからその当時の上司に厳しくされたが、何も恨んでいないし、むしろ感謝をしている。ガンダム世代の先輩方が言うように、そんな厳しいことを言ってくれる人は転職後ももちろん起業後もいない。べつに言われなくても自分で全部やってこなすのは変わらないが、どんな苦境に陥っても、正直精神的にその上司のほうが無茶苦茶理不尽だという認識がある限り、ほとんどなんとも思わない。

ワンピース世代の皆さんもガンダム世代の皆さんも、ぜひ読んでみてください。きっと自分というものを外から見つめ直す良い機会になると思いますし、その上で自分はどのような生き方をしていくのか、もう一度考え直すことができると思います。





あなたの資産運用を無料診断(所要3分)

↓↓↓
$金融起業家 河合圭の『河合投資塾』 ~個人投資家のための資産運用スクール


こちらに投票(1クリック)お願いします m(_ _)m
↓ ↓ ↓
オフショア投資ブログラキング












tag :
コメント:












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
トラックバック URL:

http://k2investment.blog26.fc2.com/tb.php/1505-c55d18b3

<< topページへこのページの先頭へ >>