私募ファンド(プライベートエクイティ)とは?

2010-01-22
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 皆さん私募ファンドというのは聞いたことありますでしょうか?別名プライベートエクイティ(PE)ともいいます。
 
 このPEにはいろいろな種類のものがあります。一時期IPOがブームだった頃には、「これから上場するのでその会社に投資しておけば上場益がありますよ」というファンド。「中国で新しい新興市場が作られるので、それに合わせて上場する予定の会社」に投資しているというファンド。「新興国などの未開拓の地域の土地を、開発前に買って8年か寝かしたら、数倍になって売却できる」というランドバンキング。そして今わたしの手元にあるのが、最近第3号を募集したというHファンド(名前は伏せておきます)。

 このファンドの条件を先に申し上げておくと、

・毎月配当
・10年償還
・24%の配当上限
・解約がいつでもできる
・手数料無料

これだけ見て、あなたは「このファンドいい!」と思ったでしょうか?それだとあなたも騙される危険があります、、。

 まずこのファンドも49名以下の私募ファンド。私募ファンドというのは、「私募」つまり「身近な人間だけに紹介する」なら、わざわざ金融庁に登録したり、「運用業」というライセンスも取らなくていいですよ、という制度。しかし、そもそもこのファンドを知るきっかけとなったのはまぐまぐというメールマガジン。種類にもよるが、1回で100万件というメールを送る広告なので、ここですでに「私募」でなくなっている。それだけお金が集まらないのであろう。

 「私募」と「運用業」の違いをもう少し書いておくと、「運用業」は5000万円の供託金を金融庁に預けなければいけない上に、厳格な基準に通らなければならない。基準とは、運用者の経歴、運用管理体制、コンプライアンス、資金管理、目論見書やレポートの作成と届け出の義務などである。つまり、これらのことをクリアされているから、ファンドやオフショアファンドは安心といえるのである。

 しかし私募ファンドは違う。正直、運用をどんな仕方をしても、どんな管理の仕方をしてもほとんど自由。一旦預けたお金はちゃんとした運用がされていればまだいい方である。といっても、数百億、数千億という金額を元出にバイアウトをしているバイアウトファンドもあるので、そういうのは例外(いちいち運用方針などを報告していたらバイアウトなんてできませんから)。あくまで個人向けに募集されている私募ファンドのことです。

 さてこのHファンド。まず上限とはいえど、年間24%(月2%)の配当を毎月配当するという。さらに解約はいつでもできる。運用の中身はというと、過去のレポートから、株やFX、先物のデイトレードやスウィングトレード(週単位で売買する手法)で運用しているという。つまり運用は彼らの腕と運次第。年24%の配当を出すという根拠は全くどこにもない。金利がつくようなものには全く投資していないからである。

 さらに手数料無料だという。「ファンドの償還までの一切の費用をいただきません」と書いてある。そんなことはありえない。タダで人のお金を運用するために、お金を集めるというのか。それこそ投資家の資金を自由にしているという証拠だろう。通常ファンドというのは、カストディアン銀行(信託銀行)を設け、そこに投資家の資金を管理してもらう。分別管理をして、運用会社が投資家のお金に投資以外の目的で手をつけさせないためだ。さらにカストディアン銀行が、最初に決められた手数料や管理報酬を運用会社や販売会社に渡すようになっている。だから安心なのである。しかしこのファンドはカストディアン銀行の記載がない。送金先もこのファンド名義の口座。これでは送った瞬間「どうぞ好きに使ってください」というようなものである。

 こういった仕組みは、素人、玄人関係なく、普通知らないものである。知っているのは金融機関で働いていて、よく金融を理解している人間のみ。皆さんも、こういった怪しいファンドに出会ったら、まずはわたしのようなアドバイザーに相談するようにしてください。相談するだけでお金を請求する人もいないと思いますから(笑)。

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