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韓国から学ぶ経済政策

2011-09-29
円高&デフレで苦しむ日本に対し、国際市場での躍進が目立つ韓国の大企業。大企業が大きな利益を出しているのにはちゃんとした理由がある。

1)ウォン安
2)早期からのグローバル化
3)大手企業の寡占


以前、日本よりも早く経済危機(アジア通貨危機)が起こり、なんとなくやってこれた日本とは違い、すでにその時に国の体質そのものを変える必要性が出てき、実際に変えてきました。

アジア通貨危機についてはこちら

それによって今、Panasonicやダイキンなど日本の大手メーカーがしているように、世界で現地生産をしてその地域に供給するというグローバル化が日本よりも早く行われてきました。その結果、世界で低下なコストからリーズナブルな製品を供給することができ、国際競争力のある人材も確保できたことで、HYUNDAIやサムスンは世界でも成功を収めました。

また国も自分たちが生き残っていく道はこれしかないという認識があり、韓国国内で多数の同じようなメーカーを共存させて競わせるよりも、韓国代表と言える大手企業(元財閥)を育成し、それで世界と戦っていこうという方向性を早くから取って来ました。おかげで韓国国内では寡占に近い状態ですが、国際競争力が持てたわけです。日本はといえば、永遠に日本国内の小さなマーケットで同じ日本企業同士が戦い、消費者もいったいそんなに何が違うのかもわからない状態で、つまらないCMやイメージから物を買うようになっています。イメージで物を買うようになった消費者に合わせて、本当の付加価値を乗せた製品を作ろうとしなくなった日本企業は、世界では物を売れなくなりました。

しかし韓国も問題がまったくないわけではありません。これにより以下の問題が浮上しています。

1)韓国国内の設備投資減
2)消費者物価指数の伸び


大手企業が世界で生産し世界で供給していることから、韓国国内で工場を作ったり物を作ったりすることがどんどん少なくなって来ました。それに伴い当然韓国国内の設備投資が減っていき、すでに前年比マイナスの状態です。

そしてウォン安。大企業にとってはウォン安は歓迎すべきことですが、これにより輸入品の価格が高くなってしまいました。結果、直近の消費者物価指数5%を超える伸び率。つまりは大手企業が儲かりそこに勤める国際人(エリート)には大きなメリットがありますが、韓国国内の一般国民への恩恵は少なかったということです。

日本はどのような道を進むのか。ハッキリしているのはこのままであれば、日本国は破綻。日本企業は国際競争力がないので、今までのやり方と国内市場で現状維持。日本国民はなにかをすれば損をするだけなので、ただ外貨にしてなにもせず今までの蓄えを守り続ける(蓄えがない人はとても危険)、ということでしょう。




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