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見える費用と見えない費用

2012-03-30
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今、消費税増税ということで動いているが、世界で見るとたった5%の消費税がなぜ?という感覚。しかも日本って借金大国で、デフォルトの危険性があるというのに、、。ふとなぜ日本人って消費税にばかり反発するんだろうな、と思ったら、簡単な答えが見つかった。

見えるコストだけ気にする

という答えだ。

例をあげると、今回の消費税であれば、物を買う時に商品の代金に5%上乗せして支払わなければいけない。これが10%になると倍余分に支払う費用が増えるのが明らかになる。日本人はこれに反応するのである。そのために政府は以前商品税込の価格を消費者に提示するように法律を定めた(海外ではこれが通例)。しかしそもそも消費税なんかより、外国からの輸入品に対する関税やら、業者が抜いている手数料、利益のほうがよっぽど大きい。そこをなぜ日本人が気にしないのかというと、そもそもそういった知識もないし認識もないためである。知らぬが仏ともいうが、目の前にあるコストだけに反応するのである。

これは所得税や住民税にも言える。もちろん所得税や住民税が上がることなど望まないと思うが、これらは自分が勤めている会社が自動的に源泉徴収してくれるので、そもそも自分が払った気がしないし、その金額の重みがイマイチ伝わってこない。健康保険料もそうである。アメリカのように任意で国民が自分で費用を払うということであれば、それが必要なのかどうか?その額が大きいのか少ないのか?も考えた上で支払うが、日本のように皆入ることを義務付けられていて、給与から源泉されるとなると、誰もそこを気にしなくなる。

最後に投資においては投資信託の分配金が一番いい例。そもそもその投信が投資している投資先を見れば、そんな高い分配金が毎月出てくる事自体がおかしいというのに、分配金の額さえ上げておけば投信が売れる。その中のコスト、投資先、どこでどう利益が出ている(損失が出ている)のかをきにしなくなるというのである。世界で毎月分配型の投信が売れているのが日本だけ、という異常な状態もここから来ているのだと思う。

私は生まれ持って本質だけを見る人間で、正直一番表に見えているものなどどうでもよかったりする。上っ面だけの話をする人間も嫌いだし、関係も嫌い。そんなことを気にする人間はそもそも話をするのも無駄だと思う。そんな私が日本人のこうしたところに苛立ちを覚えるのも当然というところだろう(笑)。これが私にとってのジャパンリスクである。そういう意味でうちのマーケティングはそこを自動的に切り離せるようにしてきているのだが、日本でビジネスをする限り避けられないところも出てくる。さて、そこをどうするか・・・。







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