CNH(ChiNese HongKong)とは?
2013-11-14
ほぼ固定相場で為替を意図的に安く抑えている中国の人民元。人民元といえば通常RMB(Ren Min Bi)と表記されるのですが、FXではCNY(ChiNese Yuan)と表記されているようです。
そして近年、この人民元の売買、もしくは取引通貨として使ってもいいように中国が香港を開放し始めました。そこでできたのがCNH(ChiNese HongKong)という表記。これはまったく同じ人民元なのですが、香港市場(つまり外国人向け)に取引されている人民元のことです。
これが人民元相場。

2005年7月に固定相場制からバスケット相場制に以降移行してから、少しずつ他通過に対し変動が見えてきています。要は今まで中国企業が世界でやっていけるように人民元を意図的に安く抑えていたのが、次第に高くなってきました。しかしそれでも為替操作をすることで、意図的に抑えながら少しずつ切り上げ(通貨の価値を上げること)を行っているという状況です。
つまり日本人投資家からすれば、為替でほぼ確実に上昇するだろうと言える投資先。誰しもが投資をしたいのですが、今までは投資機会を得られず、ただ指を加えてみているしかなかったということですね。それが今回CNHという選択肢ができたというのが大きな意味を成しますね。
更に・・・これに伴って、CNHで投資ができるヘッジファンド(オフショアファンド)もできてきました。これもまた世界のオフショア市場にとって大きな一歩ですね。
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