闘いながらも自分の武器を増やそう
2014-01-24
ボストンで留学をしていると、若い子たちがたくさんいます。自分がそれほど年をとったつもりはないのですが(笑)、いざ話してみると自分も年をとったのだな、と感じさせられます。ただそれは老いというよりも、それだけ成長したな、という意味です。
彼らにはまだまだ見えていないものがたくさんあります。私自身、人に関心を持つ時は自分にない何かを持っているからであって、正直魅力のないと思ってしまう人にはまったく関心を示しません。だからこうしていざ英語を勉強するために、普段にはない環境で普段にはない相手と会話をするという機会があると、改めて彼らに見えていないものが何で、私がこの10年間でしてきたことが何かを改めて実感することができるのです。
十数年前から振り返ってみましょう。
私は自分がしたいと思うこと以外はどうしてもできない人間だったので(皆本質はそうなのかも知れませんが)、無駄な受験勉強をすることもできません。興味もない大学に行くための勉強はできないのです(私にとっては名古屋大学などの国立大学)。その学校に入ってからのビジョンが何も見えないのです(あくまで私の個人的嗜好の話をしているので、大学が悪いというわけではありませんよ)。
結局、青学の国際政治経済学部というところに入ったのですが、理由はハッキリしていました。
1)国際的な環境で学べる(英語)
2)お金に関することを学べる(経営学&ファイナンス)
3)一人1台ノートPCを持っていた(IT技術)
どんな仕事をするのかまでのビジョンは持てませんでしたが、これらが自分自身が興味があり、目指したい方向だということははっきりしていました。そのため正直これ以外の大学とか学部には興味を示せなかったのです。無事合格して本当によかったと思います。
とはいえ大学ではバイトなどに費やす時間が多かったのですが(オチw)、それでもやはりそういった環境下にいたことが、その後中国へ留学することにつながったり、野村證券で営業マンをすることにつながったり、同時に英会話をずっと続け今のビジネスをしていることにもつながっていると思います。
人の人生は皆限られています。べつに競争社会だから競争力をつけるために、あれもこれもしようということではありませんが、自分のしたいことを達成していくためには、一つのことだけをやっていたのでは間に合いません。バイトをしながらも勉強をする。働きながらも英会話をする。PCやタブレット、iPhoneなど使えるデバイスはすべて使う。そして時間を効率的に使って、人の3倍は生きる。そうしないと、したいこともできないし、人よりも成功することもできません。
武器はあっても使わないというのが一番です。無駄に自衛隊(要は軍隊)にコストを割いても、それを使わないということが一番です。しかしなければ外交などできません。それと同じ。自分に今は必要のないスキルであっても、いざ将来独立した時、会社の中で人よりも上に行きたいと思った時、世界を渡り歩いた時に、その武器が必要になった時に使えるようにしておけばいいのです。
さて私はひたすらその武器を増やし続けていますが(笑)、時間も資金も脳みそもレバレッジをかけられるようになっている今の自分は実に強いと思います。武器も増えました。それでもひたすら武器を磨き、新しい武器を増やしていきます。
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