日本企業価値向上ファンド (限定追加型) 〜野村證券

2015-04-08
本日は野村證券の新商品のご紹介です。名前は『日本企業価値向上ファンド (限定追加型)』。名前から察してもらえるように特徴は2つです。

1)株価が上がりそうな日本株へ投資
2)基準価額15000円(+50%)で償還


まず1)。これはまったく真新しいことないのですが、株式投資で基本的なことをただします。それはキャッシュを有効的に使って株価価値を上げるような株へ投資をすることです。

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上記のように

・設備投資の拡大(本業への投資)
・M&A
・増配、自社株買い


にキャッシュ(負債を引いた純キャッシュ)を使うといい株だと認識します。

次にROE(Return On Equity)という考えがあります。これは投下した資本に対し、どれだけのリターン(投資収益)が得られたか?という話で、先ほどのキャッシュからの投資収益と要は同じ話。このROEというのは上場企業すべて計られているので、これが高いところへ投資するということです。
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ということで過去のROEと株価の関係を見てみましょう。

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関係していないとは言えませんよね。つまりファンドマネージャーとしては株価が上がってくれないと意味が無いので、現在ROEが高いところというよりも、今後ROEを高くする努力をするかどうか?(もちろんネットキャッシュがないことにはどうしようもないので、キャッシュがあることが前提ですが)を見ていきます。

次に日本企業のROEと他国のROEを比べてみます。

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予想通りかなりビハインドしてますね(笑)。日本企業でお勤めの皆さんにはこれが実体験としてよくわかっていることと思います。つまり効率が悪い。けれど株価にとって大事なのは「伸びしろ」。直近の米国、欧州の伸び率と日本の伸び率を比べてください。明らかに日本の方が上がってきていますよね。

2012年から上昇しだしているのですが、なぜ急に改善されたのでしょうか?投資先銘柄を見てみましょう。

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三菱商事や富士フィルムなど従来の大企業です。特に外からは何が変わったのかわかりません。この文章を読んでもROEが改善されたのは書かれていますが、具体的にどんな風に戦略を変えて投資先を変えてというのは載っていません。ここまでちゃんと考えると一個一個アナリストレポートを読まないといけないようです。

ということで結果論ですが、この方法で過去の投資先がどうなったか?の結果がこれ。平均値であるTOPIXよりも良い数字を出しています。良い数字が出てるからファンド組成したという結果論なので、あまり参考になりませんが、ROEと株価の関係を過去のデータに基づいて出した場合、という結果です。

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最後に2)。基準価額が15000円(+50%)になったら償還します。いつまでも運用し続けていても、投資家にとっても利益確定のチャンスを逃してしまいますし、証券会社にとっても全部キャッシュで戻ってきたほうが、次のファンドに乗り換えやすい(手数料稼ぎやすい)からですね。

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ということで、要はロングオンリー(買い持ちだけの)株式投資です。株が上昇すれば儲かります。下がれば損します。その度合が平均値(TOPIX)よりもいいかな?という感じです。

今日経平均株価が20,000円手前。ここからどれだけの上昇余地があるか?今年の米国利上げに日本は耐えられるか?金融緩和以外の政策はあるのか?日本の企業は国際競争力をつけていけるのか?などの問題次第でしょう。ただ私はここから+50%は難しいかなと思います。もちろん途中で売却してしまうのも手ではありますが。


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