NEXT NOTES S&P500 配当貴族(ネットリターン) ETN 〜野村證券

2015-11-18
久しぶりに野村證券の元同僚に会ったら、今野村では投信販売ではなくこちらの『NEXT NOTES S&P500 配当貴族(ネットリターン) ETN』のようなETNに力を入れているみたいです。

証券会社の収益体制から話を戻しましょう。本来投資信託(ファンド)であれば購入時に購入手数料が3%前後、信託報酬が毎年1.5%程度もらえます。しかしこれがETNだと購入手数料は株の売買手数料(1%もない)と信託報酬の0.85%/年。つまりは証券会社は以前ほど儲からないということです。

※ETNについてはこちら

これでもこうしたETNを販売するようになったのは、おそらく投資信託の成績があまりにも悪く、投資家は手数料ばかりかかるだけで、いい思いをしていないから、ということがあるのでしょう。ちなみにこれが米国となると、投資信託をする人口は既に大幅に減り、今はETF、ETNを中心とした低コスト&インデックス(パッシブ)運用をしています。その背景には、営業マンへの給与支払が預かり残高の数%という風に決まっているため、顧客の資産が増えれば、彼らの給料も増えるということから、だったら余計な費用を支払わず顧客の資産が増えることを目標とするようになった背景があります。こういった環境にはそれこそ金融庁が規制をしない限り、自主努力ではなかなかならないことが予想されますが、野村に限っては自主的に方向性を変えるようにしてきたようです。

※インデックス(パッシブ)運用についてはこちら

さてでは今回の『NEXT NOTES S&P500 配当貴族(ネットリターン) ETN』を見てみましょう。名前から想像ができるように、このETNの特徴は・・・

1)S&P500(米株インデックス)のうち、過去25年間増配を繰り返している大型優良株だけを対象にしたインデックス
2)米国にあるオリジナルは米ドル建てだけど、これは円建て換算


です。

まずは1)を確認するために、米国に上場しているオリジナルのETFのパフォーマンスを見てみましょう。

NEXT NOTES SP500 配当貴族(ネットリターン) ETN2

文句無しにいいですよね。米株(S&P500)自体上昇しているのに、更に増配株だけを入れてるのですから、当然いいです。
組入上位銘柄はこちら。

NEXT NOTES SP500 配当貴族(ネットリターン) ETN3

こちらがセクター別パイチャート。

NEXT NOTES SP500 配当貴族(ネットリターン) ETN4

そしてこれを2)円換算されてしまうのが今回の野村のETN。

NEXT NOTES SP500 配当貴族(ネットリターン) ETN1

円をどう見るかどうかは皆さんそれぞれあるかもしれませんが、私は円は当然弱くなると思っているので、私だったらこのETNへは投資せず、オリジナルの米国にあるETFに投資をします。ちなみにこれが米国にあるオリジナルの『S&P 500配当貴族指数』。たぶん野村證券でも投資できると思うんだけどな(笑)。けれどETNの信託報酬が入ってこないと、安い株の売買手数料しか収入がないことになるので、たぶん「円が安心だから」とかいう取ってつけた理由でこのETNを勧めてくるんでしょうね。こういうところで証券会社のポジショントークが入ってくるわけですね。。


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