名刺もDVDプレイヤーもなくなったアメリカ
2016-11-07
日本のセミナーとかパーティへ行くと、主催者との長い列を見ることがあります。私自身、最近は日本にいないので、まだあるんですかね?あの列必至に名刺をもらいに並んでいるようです。名刺交換をして、後で私はこの人と面識があるって他で言うみたいです。けど名刺を渡した側もただ数十円で作った一枚の紙切れを渡しただけで、それになんの意味もありません。渡した人の顔を覚えているわけもないし、名刺を取ってあればまだいいほうでしょう。
私も使ってますが、名刺交換をしても覚えられないし、持ち歩くわけにもいきません。けれど、生活の中心であるPCやiPhoneに情報を共有するために専用アプリを使って名刺をスキャンして取り込んでおきます。そうすると検索にも引っかかるし、メールを打つ時にメアドが出てきます。そうしてやっと名刺が多少の価値を生み出すようになります。
私がいるアメリカでは、もう既に名刺交換という文化がなくなってきてます。個人ではFacebookやLinkedinがあり、会社ではサイトがあるので、「見てくれればいいよ」とい感じです。つまりFacebookやLinkedInの友達(connect)申請が名刺交換なのです。名刺交換するくらい何のリスクもないし、挨拶代わり(こっちだと握手)なので、気軽にします。それがSNSです。
これが日本になるとFacebookやLinkedInの友達申請に、随分重きを置く人をたまに見ます。年配者に多いでしょうか。
「いきなり見ず知らずの人から申請来たけど?」
「河合さんの友達の〇〇さんから申請来たけど、どういう友達?」
「友達申請したら、何かしらメッセージを送るのが礼儀」
なんで自分のリアル世界の価値観をSNSに持ち込むのか理解できません。SNSはSNSです。名刺交換と同じ。つながりを広げるのが目的です。嫌なら公開しなければいいし、友人限定、友達の友達しか申請できない、とかなんとでも設定できます。鎖国をすることが日本の伝統的習慣なんでしょうか(笑)。
同じくアメリカでなくなったのが、DVDプレイヤー。もうどの家庭にも置いてないんじゃないでしょうか。その代わりにケーブルTV、NetflixやApple TVが置いてあり、観たい番組はそこからオンデマンドで購入します(もしくは見放題)。昔持ってたDVDももうセカンダリーマーケットでも買い手いないので、捨てちゃったんじゃないでしょうか。場所取りますしね。。
日本を一歩出ると、日本のおかしいところが見えるし、もっと良い生活が見えます。そしてそれをするだけで、日本に帰ると随分先を行った人になっている。悪い言い方すると「変な人」扱いされる(笑)。世界から見たら変わってるのは日本人の方なのにね(笑)。けどそんな私も郷に入れば郷に従え。日本帰ったらたくさん名刺交換します(笑)。DVDは見ないけど。。
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