森林ファンドとは?
2017-03-20
最近、弊社で最も人気のあるオフショアファンドが森林ファンドです。※『オフショア投資入門書(マニュアル)』はこちら(無料)
森林ファンドは名前からイメージしやすいように、森林の生えている山そのものを購入し、その木が育ったものをリターンとして投資家が受け取るような運用をしています。そうですね、今までの株式や債券などで運用するものではない、代替投資(オルタナティブ)という投資手法です。
※オルタナティブについてはこちら

新興国(中国やインドなど)が自国の発展に伴い、どんどん世界中の木を伐採し、地球の環境が悪化してきてしまいました。それに伴い、現在世界の31%の森林が保護区となっていて、自由に伐採できないようになっています。その保護区ではちゃんと木を育ててから、育った分を伐採して使おうという風になっています。
森林が最も多いがまずブラジルを中心としたラテンアメリカ。そしてスカンジナビア諸国、バルト三国のような北欧も森林が豊富です。ファンドは世界中の投資家から募った資金をファンドスキームとして組成し、これらの地域の森林へ投資しています。
木が育っていくのを想像してもらえればわかりますが、育って大きくなっていけば、その木を高く売ることができるわけですから、それが投資家にとってのリターンとなります。更に保護区として世界的に守られたマーケットとなってきているため、安定した需要と供給から価格変動も穏やかになっています。
リスクとしては災害(火災など)による損失があげられますが、それは事前に保険に加入することでリスク対策をしています(その保険料はファンドの運用経費として運用から毎月自動的に引かれています)。こうした諸経費を差し引いた上で、ファンドの運用利回りは年10-13%なので、オルタナティブの中でも比較的高いリターンをあげていると言えます。
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