将来の夢がないなら、とりあえずお金持ちになれ
2017-10-24
今中学生でもうすぐ高校受験の甥っ子に、「将来どんな大学へ行ったらいいか?」
と聞かれて正直困った。私の素直な感想は、
「大学へは行かないほうがいいんじゃないか?」
だった。それでも大学へ行くとすれば(親としては不安だから子どもには大学へ行って欲しいだろうし)、海外の(できればアメリカ)大学へ行きなさいと言っておいた。ただだからといって、私や誰かに言われたからといって海外の大学へ行けばいいわけではない。それでは言われたことしかできない、考えられない人間が永遠と続く。海外の学校でもそんな人間をたくさん見ている(海外でもそっちの割合の方が多い)。
聞かれた質問に答えようと思ったらこういった回答しかできないけど、もっと丁寧に答えるなら、
「君は将来何になりたいの?」
を私から聞かないといけない。けれど、今時の子は(そういう私もそうだった)将来何になりたいかなんてない(笑)。逆に
「(私が)子どもの頃は何になりたかったですか?」
と聞かれてしまった(笑)。だから私は正直に(本にも書いてるのだが)
中学の時は会計士。
高校で国際ビジネスマン。
大学で国連職員。
中国留学で証券マン。
社会人になってからは起業家。
と答えた。これ嘘まったくなく、ずっと同じだったわけでもなく、起業を考えていたのも勤めていた会社がダメな会社だったから、自分でやった方がよっぽど自分の人生リスクが低いと思って始めた。結果的に(これは私の答えではなくおそらく社会がそうなっている)起業がすべての答えになるのだが、いきなりそれを言うのは甥っ子には遠すぎるので、
「将来の夢がないのなら、とりあえずお金持ちになれ。お金持ちになるためには、それだけ頭を使って人よりも努力しないといけないし、お金持ちになれば自分の時間も自由に作れて、したいこともできる。逆に自然と知見も広くなっているはずだから、何がしたいか?も色々見つかることになる。だから一番わかりやすい目標はお金持ちになること。」
と答えておいた。ちなみにアメリカの社会では、まず学校で親の収入を子どもが把握することを勧める。その上で、自分の将来、現在の家族の生活水準よりも良い生活をしたければ、その収入以上にならないといけないし、同等で良ければ親の職業のようなものに就けばいい、と教わる。社会もお金の価値もわからない子どもにとってはとてもわかりやすい話である。
最後に、
「お金がもらえる仕事は何?」
と聞かれたので、
「そもそもお金がもらえるという発想がお金持ちになれない発想。お金は自分で価値を生み出して稼ぐ。つまりビジネスを自分で創造しないといけない。」
と答えた。「受験」には余計な思考だが、人生には最も大事な思考。
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