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誰でもミスはする、問題はその後の姿勢

2021-06-10
最近おかしな社会になってきたもので、コロナ対策と言って外食でお酒が飲めなくなったので、馬鹿馬鹿しくて家でご飯を食べることが多い(お酒を提供してくれるところへは高くても行っている)。東京でシェフの腕がいいレストランもコロナになってからデリバリーをしているので、田舎では食べられないものを自宅で食べられるようになって助かっている。そしてたくさんデリバリーしていると、どこかミスがある。今回あったのが真空パックがしっかりと密封されておらず、湯煎したらお湯と具材が混ざってしまった。いくら食材が良くても流石にそれを食べても美味しくはないが、他に買ってあるものはあるからそっちを食べればいい。当然、お店には報告するけど、それはクレームじゃなくて報告。すると先方が手書きの謝罪文まで入れて新しい商品を送ってくれる。そこまでしなくてもいいのにとは思いながらも、お店への印象はとても良くなった。これがハワイで起こっても、謝罪もなければ、改善もない。ほぼ聞かなかったことにして、何もアクションを起こさないだろう(私の経験では95%はこの対応)。

私もたくさんミスするし、誰でもミスはある。ただミスをしたことにちゃんと向き合って後悔し、もう2度と起こさないと思えるかどうかで再発するかしないかが決まる。

会社を経営していても、社会で消費をしていても、ミスはちらほら見えてくる。みんなミスをしようと思ってしているわけじゃない。頑張っている結果、ミスすることもある。個人でできること、組織としてできることがあるから、個人の裁量で起こるミスは組織的に減らすようにしないといけない。それでもミスは出てくる。ミスをゼロにしようと求めると、今の行政や日本企業のように、コンプラと面子が最優先にされて、結果を生むのが遅くなり、社会の、世界の変化にも対応できなくなる。だからある程度のミスは起こるべくして起こっていると認識し、許容することが必要になる。許容している人がいくらいても、マスコミやクレーマーの声をいちいち聞いて規制や張り紙ばかり増やす行政が社会全体をダメにする。

一方やる気がなくて出てくるトラブルはもはやミスではない。これは人災。やる気というのは頑張ってるフリをすることではない。結果にコミットするというやる気。日本の行政、大企業の多くが国際社会の結果にコミットするつもりがないから、これはそもそもミスでもなく人災。救いようがない。ルーティンばかりやって、結果にコミットせず、報酬ばかり求めてくるボンクラ社員も人災。そういう社員がミスしても自分のミスを認められず、謝罪もないから、会社としてできることはクビのみ。

こういうボンクラ社員による人災ではなく、ちゃんとした会社員によるミスを(時には言いがかりも多い)捲し立てて批判するネトウヨやモンスターペアレント、クレーマー客は社会のゴミ。生活していればゴミが出てくるようにこういうゴミはいつの時代もいてこその社会だからしょうがないんだけど、まともに生きてる人間やビジネスしている経営者、真面目に仕事している会社員は気にしなくていい。自分のミスではなく、たまたま当たってしまっただけ。運の悪さは嘆くところかw

ミスしないと言ってる人は嘘つきの強がりだから関わらなくていい一方、自分のミスをミスだとすぐに言える人間の評価は高い。また他人のミスも自分のミスだと言える人間は人の上に立つ器量がある。こういう人材はどんどん昇給して、人を任せる。良い組織になっていく鉄則だ。個人的に付き合う相手もこういう人を選ぶといい。
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